軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2009年2月のまとめ

★毎月恒例の「今月のまとめ」であります。よく考えたら2月って28日までしか無かったのですよね。あっという間に終わってしまいましたが、今回は結構話題豊富かもしれません。

今月の話題

★今月のナロー鉄道模型ブログ界は、先月に引き続き「1号機」や「私的ナロー史」の話題で盛り上がりました。詳しくは以下のリンク集をご覧下さい。

★1月末発売のTMS(鉄道模型趣味)誌2月号の表紙になったHNモジュールのデッキガーダーが曲がっている件について、skt48さんのブログ等で話題になったようです。

作者の方のWebページでの反応に対して「何でここまで?」と思われた方も多かったようですが、実はskt48さんのブログとは別にかなり手厳しく批判したブログ記事があって、そちらに反応されていたようです。
この話題、「曲がったデッキガーダーはあり得ない」という実物知識の話になってしまいがちですが、レイアウトのデザインや設計についての問題ではないかと思う次第。皆さんはどうお考えでしょう?

今月の気になる記事

★昨年の軽便祭で登場したモデルスIMONのボールドウィンエコノミーキットですが、今月になってお二人の方による組立レポートがアップされています。栂森さんのレポートではコツ的な部分が書かれていますし、ナガウラさんはまるで別の機関車に化けさせています。
エコノミーボールドウィン乗工社以来のプラフレームパワーユニット(PU101)ですが、普通に組むだけでちゃんと走るようになったのですよ。嘘だと思ったら買って作ってみては如何?
▼栂森さん

▼ナガウラさん

▼メーカーによる製品紹介

Nゲージの小型動力の自作で手掛けておられるバラックモデルさんのブログ「鉄道模型机上の空論」はナローファンにも参考になる記事が多いですが、先日アップされた安上がりなパワーパックの記事は良くまとまっていて、なかなか参考になると思います。

息子さんに「ザク」と命名された自作パック、石鹸箱と昔ながらの古めかしいツマミが非常にマッチして中々良いですね。

今月の新製品

★モデルワーゲンの木曽の加藤製47号機IIが発売。また沼尻ガソ101の再生産も行われました。どちらの製品も値下げが行われていますね。

★カーコレ80ことトミーテックのカーコレクション80のHG版で、ダイハツオート三輪CO8とプリンスクリッパーが発売になりました。

以前カーコレ80 Vol.4で発売されたものの色替えですが、Vol.4は早くに売り切れになってしまったので買い損ねていた方には朗報でしょう。ダイハツオート三輪は錆の表現がされてます。

今月の雑誌・書籍

★ネコ・パブリッシングより「昭和の鉄道と暮らし エコーモデルとその世界」というムックが発売されました。

模型鉄道でよみがえる昭和の鉄道と暮らし―エコーモデル・その世界 (NEKO MOOK 1226)

模型鉄道でよみがえる昭和の鉄道と暮らし―エコーモデル・その世界 (NEKO MOOK 1226)

エコーモデル代表の阿部氏がアマチュア時代に作成した伝説の16番レイアウト「城新鉄道」の記事(TMS誌に掲載され、のちに「レイアウトテクニック」等に再録)は多くの鉄道模型ファンに影響を与えましたが、意外な事にレイアウトそのものは今まで発表されていなかったのです。その城新鉄道レイアウトの製作過程の写真も初公開されています。
城新鉄道のみならず、昨年開催されたエコーモデル展のジオラマコンペティション受賞作品の記事や、エコーモデルのレイアウト関連アクセサリーのカラーカタログも収録されています。
エコーモデルは長らくカタログを発行しておらず、*1「何が出ているかわからない」という悩みがあったのですが、この本が手元にあればレイアウトアクセサリー関連については解決するでしょう。
★今月下旬発売の各鉄道模型誌ですが、TMS(鉄道模型趣味)3月号は家元の「栗倉鉱業所PART2」をはじめとしてナロー関連の記事が多く、とれいん3月号の波多野氏の連載「時代を創った模型達」では前月号に引き続いて木曽ボールドウィンの各社製品(乗工社、エンドウ、IMON)が紹介されています。
★実物関連では、RMライブラリーがこのところナロー関連続き。12月と1月は沼尻鉄道でしたが、2月はなんと石油発動車について取り上げた湯口徹氏による力作「石油発動機関車−福岡駒吉と我が国初の内燃機関車−」が発売されました。

石油発動機関車―福岡駒吉とわが国初の内燃機関車 (RM LIBRARY 115)

石油発動機関車―福岡駒吉とわが国初の内燃機関車 (RM LIBRARY 115)

ナロー鉄道模型ファンにも、近年アルモデルや杉山模型、銀座軽便の製品ですっかりお馴染みになった石油発動車ですが、この本では今まで知られていなかった事実や石油発動車のメカニズムについても解説されており、日本型ナローファン/内燃機ファン必読の1冊であります。
★それではまた来月・・・

(2009/03/01追記)

2月に起こった出来事として、NTTデータが提供しているBlogサービスの「Doblog」がダウンして長期停止するという事件がありました。
最近ようやく一部サービス再開されるものの、データは完全復旧されておらず、IT系ニュースサイト等では「復旧は無理では」との推測も流れています。
Doblogには「kondouraな時間」「牧場通信」とナロー系のバリバリ作るモデラーのBlogがあり、お二方ともバリバリアップされていましたが、今回の事件で昨年8月以降の内容は消えてしまった模様です。有益な記事も多かっただけに非常に残念な話であり、また考えさせられる話でもあります。

*1:この本を読んで気がついたのですが、エコーモデルのカタログが最後に出てから20年以上!経っていたのですよ。