軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

Nゲージマガジン51号

Nゲージマガジン 51号 2009年 07月号 [雑誌]

Nゲージマガジン 51号 2009年 07月号 [雑誌]

★7月10日に発売された鉄道模型趣味(TMS)誌増刊Nゲージマガジン51号」(機芸出版社刊)。今回もレイアウトの記事が多いですね。16番であっても難しかったレイアウトへの夢を実現するために生まれたのがNゲージなのですから、レイアウトの記事が多いのは当然…っていうのは今思いついた屁理屈ですが、いずれにしてもレイアウト記事が多いのは嬉しいです。
★車輌工作記事はJR四国気動車18輌」「西武401系」「485系特急たざわ」「修学旅行色キハ58+キハ28」。いずれも丁寧かつ危なげの無い作品。Nゲージの車輌工作作品もこの四半世紀で相当レベルが上がったなぁと思います*1。真似できませんね。うむうむ。
ナローファンとしては「保線用モーターカーTMC100形の動力化とその運転」が気になるかも。グリーンマックスから出ている保線区用車輌キットにページャーモーターを仕込んで走るようにした作品です。
★レイアウト記事ですが、ホームレイアウト*2「信州鉄道 双子岳線」(1820×910mm)、琉球目蒲電鉄の本線」(1500×900mm)、集合式モジュールレイアウトが武蔵野鉄道 上石寺井駅」(2400×300mm)、パイク/小型レイアウトとして「宝山電鉄山北線」(500×350mm)、「下宇田電鉄」(450×300mm)、「パレットパイク」が掲載されています。
表紙にもなっている「双子岳線」は3つのエンドレスが重なりあっている山岳レイアウトでなかなか豪快な風景。「山上線」ではキャラメルNの酒井が観光列車を引っ張っていますが、ナローファンとしてはこういうところはそそられます。
琉球目蒲電鉄本線」は運転本位の電鉄風レイアウトですが、市販のストラクチャーやアクセサリーを多用して作った街並み風景も中々楽しいです。
「上石寺井駅」はその名のとおり西武風のモジュールレイアウトですが、冷陰極管を使った照明装置による夜景が見物。
「宝山電鉄」は最小半径R100と小型ですが、ポイントの数が多くて運転も楽しめそう。道床付線路でなくフレキ使用で、線路の周りの表情も良い感じです。
「下宇田電鉄」は鉄コレ、街コレ等お馴染みの品を多用していますが、一見そうとは思えない非常にリアルで良い感じのパイク、筆者撮影による写真も上手いです。
「パレットパイク」は実は不肖ワタクシの作。適当に作った運転盤ががNマガ編集部の目に留まり、記事として取り上げていただいた次第。
★その他にレイアウト関連記事として「山岳路線の設備について考える」では山間の路線によくあるけれども、模型のレイアウトでは案外作られていない落石覆、落石止擁壁、のり面について実例写真とNゲージでの模型化作例を掲載。連載「鉄道施設観察と模型への応用」の第2回では高架線路の実物例の紹介。いずれもレイアウト派Nゲージャーには参考になる記事ですね。

★そういえば前回50号を取り上げた際に、何故かアマゾンで取り扱われていない事を嘆いた訳ですが、今回の51号は取り扱っていますね。もっともNマガは一般書店でも置いてある事が多いので入手には困りませんが。

*1:1980年代後半に飛躍的に向上し、その後はゆるやかに向上した感があります

*2:今やこの言葉は死語かな…