軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

TMS2009年8月号を読む

鉄道模型趣味 2009年 08月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2009年 08月号 [雑誌]

★今月の鉄道模型趣味(TMS)ですが、先日書いたよう2009レイアウトコンペの入賞発表が掲載されています。それについてはまた別項でネタにさせて頂きたいと思います。
★表紙にもなっているレイアウトは「東山道本線 三日市ジャンクション」。Nゲージですがストラクチャーは大半が自作。スペースは1850×720mm。作者である石川氏はTMS535号に掲載されナローゲージブック」に再録されたHOナローレイアウト「三日市軽便鉄道」の作者でもあります。
9600が良く似合う蒸機全盛期の山間の町のレイアウトで、ストラクチャーを殆ど自作したファイトにも脱帽ですが、その配置や色調が自然な感じである事に着目したいと思います。既製品を使った部分を含めて全体のトーンも統一されているのです。例えば9600はKATOの製品なのですが、ウェザリングされている事も相まって、自作ストラクチャーやシーナリーと調和しています。レイアウト自体のデザインもスペースを感じさせない優れたもの。路面電車が組み込まれているのも良いですね。
木曽モジュール倶楽部の連載の2回目は、杣人氏による「助六S字木橋」。軽便鉄道模型祭で現物をご覧になった方も多いかと思いますが、前回のU太氏のモジュールといい、今回のモジュールといい、スペースが600×300mmだとはとても思えない雄大な風景です。
★「コーナーモジュール2台」は16番のHNモジュール。保津峡と高千穂をプロトタイプとしたもの。起伏に富んだ見栄えのするモジュール。高千穂の方の水面のテラテラ感がリアルです。残念なのは撮影に際してモジュールの上に載せている車輌が正直似合っていない事。
★「国鉄美杉線」も16番。スペースは2850×1600ですが、中央部が開いた構造。つまりモジュールレイアウトを組み合わせた様なカタチで、このような形、サイズであればレイアウトが作れるのでは?とやる気になるHOファンも多いかも。
林信夫氏の「ストラクチャー工作雑感」の第4回目は「ガソリンスタンド考」。1960年代にイマイ(今井科学)から発売された1/40のガソリンスタンドのプラモデルを紹介しています。かなり良く出来たプラモデルであり、またそのデザインもそのままHOなりNなりに縮小して作りたくなるもの。そういう訳で実測寸法入りの見取り図が掲載されています。
ところでケンタッキーフライドチキンの店頭にカーネルサンダースの人形が立っているのって、日本だけだったんですね。
★「製品の紹介」ではワールド工芸の花巻電鉄デハ5とサハ3が詳しく紹介されています。ワールドは自社Webページはあるものの、画像も小さく説明文もそれ程詳しくはなく、結局こういう雑誌の製品紹介を見てみないと製品の詳細が判らないのです。
★「個性派ぞろいの私鉄電機12輌」は、16番で各社から売り出された私鉄電機のキットを組み立てた作品の紹介。パワートラックの登場により、この種のキットが多数出るようになった訳ですが、最近は何となく下火気味ですな。発売されても非現実的な価格だったり…。
★「北海道ちほく高原ふるさと銀河線CR70-1」は16番のブラスによるフルスクラッチ実車JR北海道キハ130と同型の新潟鉄工NDCシリーズの車輌。Nゲージではトミックスから完成品で出ていますが、16番だとこの種の新型車は台車などのパーツすら殆ど存在せず、この作品も動力装置と一部のパーツを除き殆ど自作。かなりの労力を費やしたであろう事が想像できます。車体は糸鋸とヤスリではなく、フライス盤を使って窓抜きしているそうです。原寸大の細かく寸法の入った模型化図面も掲載されています。
(2009/08/16追記)「三日市軽便鉄道」はナローゲージブック(1と2の双方)には再録されていませんでした。記憶では収録されていたと思ったのですが、人間の記憶ってアテになりませんねぇ。お詫びして訂正いたします。
(2013/06/23追記)小林信夫氏が取り上げられた今井科学の1/40ガソリンスタンドですが、単品の他、当時流行のスロットレーシングカーのセット(商品名「1/40デラックス パノラマセット」)に含まれた形でも販売されていた様です。
以下に当時の雑誌広告の画像があります。