軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

JAM2009の個人的感想

★という訳で、JAMこと第10回国際鉄道模型コンベンションも無事終わりました。古川会長を始めとするJAMの理事・ボランティアの方々、出展者の方々、見学に来られた方々、お疲れ様でした。
思えばJAMコンベンションが最初に開催されたのは2000年のこと、初回のみ新宿でしたね。今や鉄道模型界の夏の行事としてすっかり定着した感があります。
★作品や製品は雑誌やネットで見れば充分みたいな人もいるかもしれませんが、やっぱり現物を見るのは格別です。特にファンの作品はこういう場でしか見れないですからね。いろいろな方の作品をたっぷり堪能させて頂きました。
★去年に比べて客の入りが悪いんでは?という意見もありましたが、ブースで店番していた限りでは今年もお客さんがひっきりなしという感じ。あんまり少なくなった気はしません。まぁ、混雑嫌いのワタシとしては、ほどほどの込み具合が良いと思うのですが。
★景気が悪いからか、あるいは費用対効果の問題からか、出展を見合わせたメーカーや店もありますね。Zゲージのマルイは今年は出ていないし、Nゲージ路面電車のモデモ(ハセガワ)もJAM自体には協賛しているけど、昨年から出展していません。入場者数は多くても、鉄道模型をやっていなかったり、まったくの初心者な人が多いようで、販売ブースでは思った程売り上げが上がらないという話も聞きます。しかしナロー系メーカー・ショップは、杉山模型を筆頭にワールド工芸、ペアーハンズ、アルモデル、銀座軽便&ナローガレージと勢揃い。頑張っていますね。
★ファン側の展示は以前よりもNゲージの比率が多くなった事は複数の方が指摘されており、これは私も同感です。特にHO系(16番や13ミリ、12ミリ)は少ないですよね。本屋に行って雑誌を見れば、16番の記事が一杯載っているし、量販店でもNと並んでプラ製HOが売られているのはご承知の通り。それなのに何故JAMではこんなに16番が少ないの?という素朴な疑問を感じます。今回、KATOの16番の新製品発表が何もなかったという事で怒っている人もいる様ですが、会場を見渡しても自社の日本型プラHO車輌があんまり走っていないんじゃ、KATOの中の人もやる気が起きないんじゃないでしょうか(笑)
★一番多かったのはNゲージのモジュールレイアウト(集合式レイアウト)だと思いますが、全体的に樹木や草木の表現はレベルアップしているなという感を受けました。各種のレイアウト材料が市販されて、誰でもそれなりに作れるようになったという事かも。
★今年もNGJ(ナローゲージジャンクション)のブースで店番していた訳ですが、展示物としてKさんがHOユニトラックとバックマンOn30のDCC・サウンド付きを持ち込んだので、店番しつつDCC運転を愉しんでいました。エンドレスで無理やりグースとシェイとクライマックスの3列車同時運転とか(笑)。
しかし、DCC運転を売りにしているブースもいくつかありましたが、見る側からすればDCCだろうがアナログだろうが念力だろうがあんまり関係ないですね。触って遊んでみないとその魅力はわかんないと思いますよ(こういう公開イベントで観客を飽きさせない為に複数列車運転するには、DCCが強力な武器である事はもちろん理解しております)。
★数ある展示の中で印象に残ったものは、別記事で順次ご紹介します。しばしお待ちを…