すっかり遅くなりましたが、第10回国際鉄道模型コンベンション(JAM)の写真によるレポートをお送りします。今回から動画もあります。まず最初はMP(モデラーズパフォーマンス)出展のブースから。(順不同・敬称略)
欠伸軽便鉄道
欠伸軽便さんは2年ぶりの出展。駅長は映像のみの参加でした。
やっぱりオリジナル車輌のデザインや色使いが良いですね。HOナローやOナローファンでも自由型好きの方は着目されていました。
このシェイはウェザリングを含めて雰囲気が良かったです。
原色系の色が似合っています。
この機関車とトロッコ、古い製品のようですが気になります。プロトタイプ(モチーフ)はホイットカムあたりですかね。
HOMP(Hawaiian Pacific Railroad)
HOMPさんは昨年までの12ミリ地方私鉄モジュールから一転し、分割式のハワイアンHOレイアウトを出展。クラブでシーナリー付きレイアウトを作るというと集合式モジュールレイアウトが定番ですが、この手があったか!という感じ。一般的なモジュールレイアウト(集合式レイアウト)にありがちな狭苦しい感じ(特にN以上のスケールのモジュールで顕著)がなく、広々していて良いですね。
しかしユニトラックのポイントを埋めてしまって大丈夫なのか、それがちょっと心配。
関東学院六浦中学校・高等学校SCS
JMLC
第1回JAMから途切れなく参加している老舗のモジュールレイアウトのクラブ。
ダイナミックな風景。こういう風景はNゲージならではですね。
船舶模型としても非常に良く出来ています。後ろの桟橋にも圧倒されます。
やっぱり他のモジュールとは迫力も出来も違います。特に大野、押田、植竹の三氏の作品が凄かったです。
昔からこういうレイアウトの片隅の部分が気になります。木造ボギー電車が良く似合ってます。
TMS(鉄道模型趣味)誌の表紙にもなったモジュール。「大人専用」の建物に怪しい男が…。「愛の営みをそっと見守る男。スパイダーマン」とでも名乗りを上げるのですかね?
植竹氏のNゲージ回転レイアウト。
このレイアウトもTMS誌に発表されてます。線路配置や風景のデザインが良いですね。しかも大き過ぎず小さ過ぎず。
豚とグース。見せ場を心得ているなぁと思います。
これはJMLCのブースでなく、JAM理事作品展示コーナーにあったJMLC大野氏のナローレイアウト「マナ・カナ製糖工場専用線」。台枠の装飾も南国っぽくて良いですね。
八木軽便鉄道
毎年常連の八木軽便さんですが、今回はDIY精神溢れる自作15インチゲージ。これはもはや実物ですよ。模型か実物かの派境が15インチゲージなんですよね。
ミニレイアウトiroiro
Oナローの小さなパイク。どこかで見覚えのある箱だなと思ったのですが、100円ショップで売られている品でした。アルモデルのDLが超急カーブを走っていますが、動力はパワトラではなく杉山模型のWB23ミリ動力(今回のJAMでも売っていました)を使っているとの事。だからこんな急カーブを通るのですね。
自作模型の愉しみ(小池・坂江)
この市電と凸電、昨年も拝見してますが、良い感じのデザインです。
Oゲージのショーティー軍団。絵画的味わいがあります。
Oゲージショーティー用パイク。線路の間に散らばっている落ち葉が雰囲気抜群。
TT9クラブ
特に細かく作ってあるレイアウトでは無いのですが(レイアウトよりも車輌が主役だと思うので、それで良いと思います)、こういう緩やかで雄大なカーブのあるレイアウトは少なかったですね。車輌を美しく見せる事も考えたいですね。
千趣会
「カルチャーセンターの仲間が作る沿線情景とイメージ模型」との事ですが、その中でもっとも目を引いた女性作者の方のジオラマ。トトロの世界を再現しています。色が鮮やかですが、かといって派手ではなく良い感じです。