軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

第10回国際鉄道模型コンベンション(JAM2009)の個人的レポート(1)

すっかり遅くなりましたが、第10回国際鉄道模型コンベンション(JAM)の写真によるレポートをお送りします。今回から動画もあります。まず最初はMP(モデラーズパフォーマンス)出展のブースから。(順不同・敬称略)

欠伸軽便鉄道

欠伸軽便さんは2年ぶりの出展。駅長は映像のみの参加でした。

やっぱりオリジナル車輌のデザインや色使いが良いですね。HOナローやOナローファンでも自由型好きの方は着目されていました。

このシェイはウェザリングを含めて雰囲気が良かったです。


原色系の色が似合っています。

この機関車とトロッコ、古い製品のようですが気になります。プロトタイプ(モチーフ)はホイットカムあたりですかね。

HOMP(Hawaiian Pacific Railroad)



HOMPさんは昨年までの12ミリ地方私鉄モジュールから一転し、分割式のハワイアンHOレイアウトを出展。クラブでシーナリー付きレイアウトを作るというと集合式モジュールレイアウトが定番ですが、この手があったか!という感じ。一般的なモジュールレイアウト(集合式レイアウト)にありがちな狭苦しい感じ(特にN以上のスケールのモジュールで顕著)がなく、広々していて良いですね。

しかしユニトラックのポイントを埋めてしまって大丈夫なのか、それがちょっと心配。

関東学院六浦中学校・高等学校SCS


中高校生のクラブ活動によるレイアウト。ご覧の通り、何というか圧倒されます。凄いですね。

JMLC

第1回JAMから途切れなく参加している老舗のモジュールレイアウトのクラブ。

ダイナミックな風景。こういう風景はNゲージならではですね。

船舶模型としても非常に良く出来ています。後ろの桟橋にも圧倒されます。


やっぱり他のモジュールとは迫力も出来も違います。特に大野、押田、植竹の三氏の作品が凄かったです。

昔からこういうレイアウトの片隅の部分が気になります。木造ボギー電車が良く似合ってます。

TMS(鉄道模型趣味)誌の表紙にもなったモジュール。「大人専用」の建物に怪しい男が…。「愛の営みをそっと見守る男。スパイダーマン」とでも名乗りを上げるのですかね?


植竹氏のNゲージ回転レイアウト。

このレイアウトもTMS誌に発表されてます。線路配置や風景のデザインが良いですね。しかも大き過ぎず小さ過ぎず。

豚とグース。見せ場を心得ているなぁと思います。


これはJMLCのブースでなく、JAM理事作品展示コーナーにあったJMLC大野氏のナローレイアウト「マナ・カナ製糖工場専用線」。台枠の装飾も南国っぽくて良いですね。

八木軽便鉄道



毎年常連の八木軽便さんですが、今回はDIY精神溢れる自作15インチゲージ。これはもはや実物ですよ。模型か実物かの派境が15インチゲージなんですよね。

ミニレイアウトiroiro



Oナローの小さなパイク。どこかで見覚えのある箱だなと思ったのですが、100円ショップで売られている品でした。アルモデルのDLが超急カーブを走っていますが、動力はパワトラではなく杉山模型のWB23ミリ動力(今回のJAMでも売っていました)を使っているとの事。だからこんな急カーブを通るのですね。

自作模型の愉しみ(小池・坂江)



この市電と凸電、昨年も拝見してますが、良い感じのデザインです。

Oゲージのショーティー軍団。絵画的味わいがあります。

Oゲージショーティー用パイク。線路の間に散らばっている落ち葉が雰囲気抜群。

江ノ電ジオラマ


非常によく作りこまれたNゲージレイアウト。豊富な市販品を活用し(並べただけではない)江ノ電の風景を見事に凝縮。音や光も組み込まれています。

TT9クラブ


特に細かく作ってあるレイアウトでは無いのですが(レイアウトよりも車輌が主役だと思うので、それで良いと思います)、こういう緩やかで雄大なカーブのあるレイアウトは少なかったですね。車輌を美しく見せる事も考えたいですね。

千趣会


「カルチャーセンターの仲間が作る沿線情景とイメージ模型」との事ですが、その中でもっとも目を引いた女性作者の方のジオラマ。トトロの世界を再現しています。色が鮮やかですが、かといって派手ではなく良い感じです。

深谷

NGJブースのお隣だった深谷さんのブースではOゲージ三線式の線路を広げて自作車輌を運転。

やはりOゲージ三線式は迫力がありますね。

銚子デキが快走

この車体は「スタジオB.T.」製品として販売されていますね。

動力装置。車輪ははぐるまや製品の様ですね。