★先日発売になったオモロデザイン(O.MORO DESIGN)の「スイス風箱型電気機関車」キットを組み立ててみました。
★定価は5000円。車体のみのキットで、このキット以外にKATOポケットライン動力ユニット(チビ凸用またはチビ客用)、Nゲージ用パンタグラフ(グリーンマックスのPS13が良い。トミックスや最近のKATOのパンタは取り付け穴の位置寸法が違うので使えません)、アルモデル軽便カプラー、ヘッドライトとテールライト(エコーのガイコツ型テールライトが指定)が必要となります。トータルキットも用意されていて、そちらは定価7500円。いずれもホビダスの通販で購入する事が出来ます。
- http://shopping.hobidas.com/shop/rail-hobidas/item/OMORO-denkan.html
- http://shopping.hobidas.com/shop/rail-hobidas/item/OMORO-denkan-kit.html
↑画面上で「残り0個」になっていても、しばらくすると在庫が追加されるようです。
(2009/09/19追記)オモロデザイン自身でも通販を開始しました。↓
★この製品、カタチにしてみるとエガーバーンとほぼ同じサイズで、通常の1/87基準の日本型ナロー製品に比べれば大振り。しかしエガーバーンなどと混ぜて遊ぶにはこのサイズが良いですし、手に持った感じも大きすぎず小さ過ぎず、心地よいサイズです。
デザインは諸星さんですが、エッチング板の製造はアルモデルによるもので、構造的にはアルモデル(アルナイン)の「とても簡単な〜」シリーズと同様に、折り曲げと爪曲げで組み立てられるようになっています。即ち、ヘッドライト/テールライトの取り付けを除けば、半田付けはおろか接着剤すら不要なのです。
★日曜日の朝食後に着手したところ、1時間程でカタチになりました。前述の通り半田付けも接着剤も使わずに組み立て可能なのですが、一応まじめに(?)半田付けし、組立用の爪は削り取る予定です。
▲まず、エッチング板表面の保護フィルムを剥がします。
▲パーツを切り出すのにはニッパーを使用。エッチング板からのパーツの切り出しは金属用ハサミかニッパーが定番ですが、このキットの製造担当であるアルモデルの場合ニッパーでの切り出しを推奨しています。切り出した後、余計なランナー部分をヤスリで削り落としますが、小型のダイヤモンドヤスリが使いやすいです。
▲芯となる?内貼りを曲げます。このキットの場合、全てスジのある側を内側にして曲げればOKです。
▲車体の前後部分を曲げます。説明書にあるように角材で挟んで曲げるのが良いでしょう。
▲この3つのパーツを組み合わせると車体の基本部分が出来上がります。
▲組み合わせるとこの通り。爪を折り曲げて固定します。
▲屋根は古雑誌などの上で、丸いものを押し当ててゴロゴロすれば綺麗に曲がります(スジのある側がカーブの内側になります)。ワタシの場合、使い古したメモ帳と飲み終わったリポビタンファインの瓶を使用。落書きは気にしないように(笑)
▲屋根と車体を仮に合わせてみてカーブの具合を確かめます。
▲屋根上機器も折り曲げて作成。こういう細かいものはフラットノーズプライヤー(先が平べったいラジオペンチ)を使って曲げると良いでしょう。
▲カプラーはアルモデルの軽便カプラーが指定されていますが、お尻の部分を切り詰める必要があります。糸鋸を使って切るのが楽で早いです。
▲カプラーとエンドビームのあたりを仮に組み合わせて具合をみているところ。カプラーのお尻が干渉するようであれば適宜ヤスリで整形。
書き忘れましたが、ポケットライン動力ユニットは前後を切り落とす必要があります。これはレザーソーやカッター鋸を使うのが良いでしょう。ちなみにワタシの場合、なぜかジャンクボックスに前後が切り落とされたチビ凸動力があった(何かを作ろうとして挫折したのだと思う)のでそれを利用。
▲とりあえず完成したのでエガーバーン5号機と並べてみたところ。ほぼ同じサイズですね。小さいパンタがちょこんと載っているところは、エガーバーン3号機そのものですよね。