軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2010年1月のまとめ

2010年になってはや1ヶ月。皆様如何お過ごしでしょうか? 最近ナロー鉄模ネット界も静かですが、みなさん冬眠されているのでしょうか?
というわけで、10年代最初の「今月のまとめ」をお送りします。

今月の話題

★日本のナローゲージ模型を席巻した乗工社が、突如破産・廃業したのが2000年1月の事。今月で丁度10年になるのです。

その10年目の今月は、乗工社の井笠ホジ12キットを組み立てるのがナロー鉄模ブログ界でちょっとしたブームとなりました。

高急モデルノー
浜リンblog

モデルワーゲンから井笠ホジ12がまもなく発売になりますので、来月、再来月あたりには乗工社vsモデルワーゲンのホジ12対決をネット上で見る事が出来るかも?!

今月の新製品

ワールド工芸からHOナロー「井笠ホジ7風気動車 組立キット」「頸城ホジ3風気動車 組立キット」が発売になりました。

いずれも同社のNゲージ用に使用されている組立済完成動力をそのまま使ったHOナローキットで、流用した動力に合わせた為に下回りの印象は実車と少々異なりますが、動力の組立調整が不要なのは大きなメリットでしょう。
★先月紹介し忘れましたが、ワールド工芸からはHOナロー国鉄ケ91のキットも発売になっています。

プロトタイプは雨宮=大日本軌道の標準的なスタイルの蒸機で、各地の軽便で同系車が活躍したもの。そのままケ91とするだけでなく色々使いまわしの効きそうですね。
モデルワーゲンが「木曽の酒井製124号機」の予告を出していますが、2月末日まで仮予約を受け付け、最低製造ラインに達したら製造、達しなかったら製造見送りとの事。

他と共用できる部品が少なく、割高になってしまう(トータルキットで予価28500円)為にこのような方法をとるようですが、「どうしてもコレが欲しい」と複数台予約する熱心な木曽エンスージアストもいるかもしれません。果たして結果は如何に?
モデルスIMONより「IMONカプラー」が発売されました。

1/87 12mm用を目的として開発されたカプラーですが、ケーディーとも連結可能ですので、Oナローなどにも使えるかと思います(HOナローにはちょっと無理でしょうが)。詳しくはみのるさんの検証レポートをご覧下さい。

今月のメディア

鉄道模型趣味(TMS)誌2月号に家元のHOナロー6.5mmレイアウト「栗倉石材興業」が掲載。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

★実物関連書籍では湯口徹氏の「私鉄紀行」シリーズの最終巻となるレイル72号「黒潮と小さな汽車の通い道(下)」が発売。静岡鉄道駿遠線(今回の下巻では車輌写真を掲載)、遠州鉄道奥山線とナローの軽便鉄道が主体の内容。この下巻をもって、「私鉄紀行」シリーズは25年掛けて遂に完結となった訳です。

私鉄紀行―黒潮と小さな汽車の通い道〈下〉 (レイル)

私鉄紀行―黒潮と小さな汽車の通い道〈下〉 (レイル)

★月末にはJTBキャンブックスより「軽便鉄道時代」が発売。同じくキャンブックスよりかつて発売され、好評だった「全国軽便鉄道」の全面改訂版とも言える本。かつて日本に存在した一般営業していたナローゲージ鉄道の全てが一通り取り上げられています。
軽便鉄道時代 (キャンブックス)

軽便鉄道時代 (キャンブックス)

★というわけで2010年最初の今月のまとめは、この辺りにて終りとさせて頂きます。それではまた来月!