軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

JAMアンケートに見る鉄道模型ファンの姿

JAM(日本鉄道模型の会)が発行している「JAM EXPRESS」の2010年3月号に、昨年の第10回国際鉄道コンベンションの会場アンケートの結果が掲載されているのですが…
http://jam.gr.jp/express/2010/JAMEXP1003.pdf(JAM EXPRESS 2010年3月号(PDF形式))
★総回答者数は1266名。詳しくは上記のPDFを見て頂くとして(とれいん誌とRMM誌にも掲載されています)、この中で興味深かったのは「あなたと鉄道模型について」という質問項目の結果です。
「Q1 鉄道模型を始めたきっかけは?(複数回答)」で、「鉄道がすきだから」が69.6%なのは当然として、「模型がすきだから」という回答が38.6%もあります。これは意外でした。そもそもこの設問は複数回答なので、例えば「鉄道がすきだから」と「模型がすきだから」の両方にマルを付けても良い訳ですが、30.4%の人は「鉄道がすきだから」にマルを付けていないのです。
実物趣味の延長として鉄道模型をやっている方には信じられない(又は信じたくない)かもしれませんが、実は我々が思っている以上に「鉄」ではない鉄模ファンが多いのではないでしょうか?
「Q2 どんな遊び方がすきですか?(複数回答)」で、トップなのは「車両運転」の52.9%、次いで「コレクション」の48.7%、「ジオラマ・レイアウト製作」の28.8%。車両工作では「車両キット」が21.9%、「車両自作」が9.6%です。
こうしてみると、意外にも運転とレイアウト工作を楽しんでいる人が多いのです。車両主体でレイアウトは作らない、走らせないというのが日本の鉄道模型ファンの姿として従来語られてきましたが、これまた実態は異なるのではないでしょうか?
そういえば、専門誌の車両作品発表記事で、床下器具を見せる為にひっくり返して撮影したショットが良くありますが、16番の電車やNゲージの作品ですと車輪の踏面に走り込んだ形跡が見受けられる事が多いのです。完成品を買い集めて楽しんでいるファンだけでなく、車両工作派のファンであっても電車ファン辺りはガンガン走らせている人が多いのではないでしょうか?
「Q3 鉄道模型の運転はどのようにして楽しんでいますか?(複数回答)」では「ホームレイアウト」が41.5%、「組み立て式線路」が21.8%、「貸しレイアウトで」が20.1%です。この数値にも驚き。意外と皆さん自宅にレイアウトをお持ちという事なのです。また貸しレイアウトが20.1%というのも、昨今各地に貸しレイアウトが増えている事実から納得できます。
その他の回答では「走らせない」が12.1%、「運転会などに参加して」が9.6%、「仲間とモジュールレイアウトで」が5.4%です。走らせないが12.1%というのも思ったよりも低い感じがしますし、さらにモジュールレイアウトが5.4%というのは予想以上に低い感じです。ネットや雑誌、あるいはJAMの会場を見ているとモジュールレイアウトが一般化しているように思えてしまいますが、実際はあまり普及していないのが実情かもしれません。
そのうち書きたいと思いますが、モジュールレイアウトというのは合う人と合わない人がいる様に思いますし、さらに一緒にやってくれる仲間が周囲に存在するかどうかというのもネックとなるでしょうね。
★JAMコンベンションに来て、さらにアンケートに回答するという時点で回答者層に片寄りが出る…という意見もあるかもしれませんが、それにしても意外な結果です。オールドファンが考える日本の鉄道模型界の姿と、現在の実際の鉄道模型界の姿は異なるのでしょうね。
【2010/06/20追記】回答者の年齢層は0〜20歳が19.0%、21〜40歳が39.4%、41〜60歳が33.0%、61歳以上が7.8%とありました。