軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

万年塀を作る


8月20日から開催されるJAM(国際鉄道模型コンベンション)の展示用にOナローモジュールを作る事になったのですが…
規格はB3パネル1枚という事で、さっそくヨドバシの写真用品売り場で購入。そのパネルを前にどういう風景を作るかアレコレ悩んだ結果、万年塀のあるモジュールとする事にしました。
万年塀はNゲージだと津川洋行グリーンマックス、HOクラスだとエコーモデル(1/80)から発売されていますが、Oスケールではありません。どう作るのかいろいろ思案した結果、以下のような方法で作ってみました。
材料はスチレンボード(2ミリ厚と1ミリ厚)、接着に使ったスチのり(のりと称しているけれど接着剤です)共に画材店の建築模型のコーナーで買えます。私はヨドバシカメラ新宿ゲーム・ホビー館の斜め向かいの世界堂新宿西口店の地下2Fで購入しました。スチレンボードには2種類あって、表面(両面)に紙が貼ってあるものと貼ってないもの(タミヤのスチレンボードは紙が貼ってないもの)ですが、今回使ったのは紙が貼ってあるものです。
万年塀の寸法は近所で測っても良いのですが、不審者として通報されても何なのでネットで調査。幅が1800ミリ、高さが1ユニット(?)300ミリと判明。今回は1/45としてそれぞれ40ミリ、7ミリとしました。

スチレンボードは厚板でもカッターでサクサク切れます。基本2ミリ厚を用い、縦の帯の部分(実物では柱)は1ミリ厚から切り出した幅3ミリの帯を貼りつけました。横の筋はカッターで切り目を入れて表現。方眼紙に7ミリ間隔で線を引いたものを用意して、この上に仮止めして作業しました。
接着はスチレンボード用に発売されているスチのりを使用しましたが、木工用ボンドでも良い気もします。しかしスチのりの方が乾きが早くて良いかも。

塗装ですが、プラ用塗料ではなくアクリルガッシュを使用。艶消しで仕上がる上に筆ムラも出にくく、絵の具と同じ感覚で使える(というか絵の具の一種ですが)のでストラクチャーやシーナリーの塗装に重宝しています。もちろん乾燥後は耐水性となります。今回使用はターナーアクリルガッシュニュートラルグレー7という色を主に使用しました。
横の筋が塗料で埋まって見えにくくなってしまったら、再度カッターでなぞってクッキリさせます。

出来上がった万年塀は木工用ボンドでモジュールのべニア面に接着。思った以上にガッチリと接着されました。最後に塀の根元の部分まで砂利やパウダーを撒いて仕上げ。それらしい風景が出来上がりました。