軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

トーマモデルワークス・コッペル4トン(3)


前回、ストーングリーンで塗装したトーマモデルワークスのコッペル君、勢いが衰えない内に他の部分も塗装して一応完成に持ち込みました。

まず、煙室及び煙突をMr.カラーのミッドナイトブルーで塗装。他の部分をマスキングテープで覆い、エアブラシで吹きました。ミッドナイトブルーは青みがかった黒に近いグレーで、蒸気機関車の「黒」に丁度良いと思っているのですが、如何でしょう?
ところで今回瓶のフタを開けてみたら、溶剤が揮発してドロドロ状態。うすめ液を入れて元に戻すのにひと手間掛りました。良くみたらグンゼ産業時代のラベル…確か前回使ったのは10年以上前だったような気がします(汗)。

次は屋根を塗装。こちらはMr.カラーのジャーマングレー。黒に近いグレーなのでウチではしばしば使います。黒そのものを塗ると、室内で観賞する小さな模型では「闇夜のカラス」状態になってしまいますので…(ジャーマングレーという色名はタミヤカラーやガイアカラーにもありますが、それぞれ色調が少々異なります)。エンドビームとフレーム、輪芯はGM鉄道カラーの西武レッド(改め「レッドA」)*1です。いずれもエアブラシで塗装。

最後にドームの上の安全弁と、ボイラー横のパイピングに面相筆で色入れ。使用したのはタミヤカラーエナメルのX-12 ゴールドリーフ。エナメルでしたら万が一はみだしても専用溶剤で下地のラッカー系を侵さずに拭き取れますし、金属色はやはりラッカー系や水性よりもエナメル系の方が綺麗だと思います。本来は真鍮色や銅色の筈ですが、小さな模型なのでわざと輝きの強い金色を使いました。
最後にキット付属のZゲージ用マグネマティックカプラー*2を取り付け。カプラーそのものの組立も小さい故に苦労しましたが、それ以上に機関車本体にネジ止めするのに思わぬ苦労を強いられました。キットでは1.4mmネジで取り付けるように指示されていますが、1.2mmネジを使った方が良いかも。
キャブに窓ガラスを入れたり、機関士の人形を乗せたりしたかったのですが、鉄道模型市が迫ってきたので後廻し。とりあえず完成としました。

模型市の後の飲み会でコッペル大集合と相成りました。緑色はオノデラさん作、ボイラー黒でキャブ緑は家元作(6.5mmゲージに改軌)、その後ろのシンガーフィニッシュ風も家元作(こちらは9mmのまま)、一番後ろはカワイさん保有の完成品ですが、ナンバー取り付け等カスタマイズされています。

でもって、テーブルの上でコッペル五重連

帰宅してから、模型市で入手した乗工社の頚城ニフをつなげてレイアウト上でパチリ。こんな小さな機関車ですが、線路さえきちんとクリーニングされていれば、驚くほど快調に走るのであります。

*1:どうも商標権的に問題なのか、グリーンマックス鉄道カラーは最近のロットから色名より鉄道会社名が取り除かれました。でもって「レッドA」だの「ブルーB」だの単純過ぎて良く分からない色名になってしまいました…

*2:いまだに「ケーディーカプラー」と呼んでしまいますが、Nゲージ用とZゲージ用はケーディー社ではなくマイクロトレインズ社製品なので、「ケーディー」では無いのですよね。