軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

第12回国際鉄道模型コンベンション(JAM2011)の個人的リポート(その3・製品編)


今年のJAM(国際鉄道模型コンベンション)の個人的レポートの3回目は、会場で展示・販売されていた製品の中から気になるものをご紹介します。

杉山模型


すでにあちこちで取り上げられていますが、杉山模型はHOナロー9mmのダージリン・ヒマラヤ鉄道タイプ0-4-0機関車(完成品)を発売しました。製品の塗装色はブルーなのですが、ここでご覧頂く物は、Kさんがあらかじめ杉山模型に予約して、特別に黒一色で仕上げてもらった一台。

銀座軽便倶楽部/ナローガレージ


銀座軽便倶楽部ブースで展示されていた、ナローガレージのHOナロー遠州鉄道奥山線の電車の試作品。下回りはKATOのEF65(最新の車体長さが短くなった製品)を使用するもの。この試作品は3D-CADで設計し、光造形で出力したパーツを組み立てたワンオフで、実際に製品化する際にはレジンないしホワイトメタルになる予定との事です。

道楽ぼーず


道楽ぼーずは先日発売になったOナローのグランピー鉱車を主体に実演販売・展示。

こちらは同社のOナロートモエのバテロコを改造して、L型の鉱山用電気機関車にした作例。わずかな改造でイメージも大幅に変わりますね。

アルモデル


アルモデルはOナローのフェルトバーンタイプBタンクを発表。試作品を展示していました。
ご存じの方も多い通り、コンさんが製作したHOナローガレージキット「フェルトバーンタイプ」をOナローに拡大した製品です。9月発売予定との事。

こちらは同社ブースで売られていた素材。ホームページや広告には一切出ていませんが、アルモデルはイベントにてゲリラ的にこの手の素材やパーツを売っている事があります。

ポポンデッタ


製品ではないのですが、同社のブースに掲げてあったポスターに、代表である太田氏による同社の企業理念についての一文がありました。
興味深かったのでアップしておきます。拡大画像はこちら(ぎりぎり文章が読めると思います)

小松商店街鐵道


いつの間にかメーカーになっていた小松商店街鐵道ですが、こんな巨大な玉電1型の車体が置いてありました。同社がNゲージで出しているペーパーレーザーカット製モデル(完成品で発売)をそのまま拡大したもの。単なる看板代わりかと思ったら、これも売っていたようです。→-http://akubilr.asablo.jp/blog/2011/08/23/6064752

モーリン


モーリンのブースで売られていた「ミディアムグラス」という製品の使用サンプル。スケールの大きい模型に良さそうです。

夢屋


夢屋のブースにさりげなく置いてあったこの単端の模型(HOゲージ)、矢沼商店(「自動機客車」で知られる日本鉄道事業の前身)が試作したディーエルダー車改造レールバスではありませんか!

クラウンモデル


ZゲージのEF58の試作品がありました。

ロクハン


Zゲージ用線路を多数リリースしたロクハンですが、ようやく車輛製品の試作品が姿を現しました。113系が第一弾ですが、これはロクハン線路のR95やR70は通過するのかしら??

バンダイ


Bトレインショーティー用動力装置の新型の試作品を展示。今までのBトレ動力は、KATOの製品も先日出たバンダイ製品も片側台車だけの駆動でしたが、今回追加発売される「動力ユニット3」は、両軸モーターを用い、両台車を駆動するもの。今までの物より牽引力もアップしているようです。
また、使用されているモーターも今までのバンダイBトレ動力とは異なる模様(一説によれば、その性能の良さで評判になっている新型アルモーターと同一のモーターメーカーに発注したものらしい)

モデモ


モデモのNゲージ都電9000の予告。よく見ると「動力にはフライホイール搭載」と書いてあります。都電6000でNゲージ路面電車模型に参入したモデモですが、ライト点灯、フライホイール装備と、第2世代に突入した感があります。

トミーテック


鉄道コレクション路面電車シリーズの新作の試作品展示がありました。画像はその中の山陽電軌800形。こんなものまで製品化されるとは驚きです…と書きたいところですが、最近のNゲージは何が出ても驚かなくなりましたよね(笑)

KATO


間もなく発売となるNゲージ東京メトロ01系のサンプルが走ったいましたが。ご覧の通り、路面軌道のR180カーブを楽にクリアーします。
KATOの電車用動力はカーブにあまり強くない印象がありましたが、この銀座線はそうではないようで、小型レイアウトファンには朗報でしょう。