軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

下津井電鉄オリジナル鉄道コレクション・モハ103/クハ24(1/150スケール)


下津井電鉄が創業100周年記念として発売した下津井電鉄オリジナル鉄道コレクションモハ103/クハ24」(製造:トミーテック)が到着しましたので、早速ご紹介します。

ついに登場・軽便鉄コレ

★この製品は下津井電鉄トミーテックに特注で作らせた製品で、下津井電鉄の本社、児島営業所、及びWebサイトから通販で購入することができます(一般の模型店での取り扱いはなし)。

下津井電鉄では「車両ジオラマ」と称しており、価格は2500円。通販の場合はさらに送料と代引き手数料が掛ります。
Nゲージファンに好評のトミーテック鉄道コレクションですが、ついにナローの電車まで(事業者特注とはいえ)製品化されるに至ったのです。もっとも対応する動力装置等は当然存在せす、箱の裏には「本製品は別売の動力ユニットおよび走行化パーツセットには対応していません。」との但し書きがあります。
なお、先日の10月のまとめで紹介したNGIさんの「好評であれば、他社のものの製品化も、またレール、動力の開発も視野には入っているようです」というツイッターでのつぶやきですが、その後「取材に基づき呟きましたが、未確定の事項を記載してしまいましたので、取り消しとさせて頂きます」との訂正のツイートがされています。
本日業界関連の方より頂いた情報によれば、関係者が「そういう事も出来たらイイですね」程度の感じで話した事が大袈裟に伝わってしまった…というのがどうも真相の模様です。ネット上では「トミーテックが5.1mmの独自規格ナローを出す」というところまで話がエスカレートしている様ですが…
しかし後述するように、ユーザーないしサードパーティーが6.5mm軌間鉄道模型化する事を考慮に入れたと思しき設計はされています。

とにかく小さい


▲通常の鉄コレ(近江鉄道モハ51)とZゲージ485系(アキア/プラスアップZJ)と並べてみたところ。現物を手にした第一印象は「小さい!」の一言。まるで鉄コレのミニチュアのようです。ナローの電車を1/150で製品化しているのですから当然ですが、Zゲージの電車とさほど変わらない位の大きさです。
★全体の作りは普通の鉄コレをそっくりそのまま縮小したものですが、車体が透明プラの一体成型(屋根は別パーツ)で、窓ガラス部分をマスキングして塗装しているのが異なります。おそらく車体と窓ガラスを別体で作ると車体+窓ガラスの厚みが馬鹿にならないからではないかと想像されますが、自分で塗り替えたい人(実車は末期にはフジカラーの広告塗装だった)には不評かも。屋根の上にのるパンタグラフは1本シューの小型パンタを新たに起こしており、プラとは言え繊細な仕上がり、かつ折り畳み可能です。

Nナロー6.5mm化可能


▲連結器はボディマウントのドローバー。モハとクハの台車が作り分けられているのにも注目★下回りですが、床下器具は鉄コレ15m級用のパーツをそのまま流用。モハ-クハ間の連結器はドローバー。台車は鉄コレのお約束通りプラ製車輪が付いており、このゲージは762mmを150で割った5.1mm。ディスプレイ用として付属する台座付線路もこの幅なのですが、良く見ると車輪が何故か長軸になっています。

ネット上のレポートで「Zゲージ車輪がはまる」との話を拝見していたので、早速手元にあったアキア/プラスアップのZゲージ485系(安売りされていたのを買い占めておいた物)から外した車輪をはめてみたところ、何とピッタリはまります。最初から6.5mmゲージ車輪にはめ換える事を前提として設計されているようです。
Nゲージでナローをやろうとする場合、現実的な解はZゲージの車輪・下回り流用のNナロー6.5mmであり、国内でも既にトーマモデルワークスやワールド工芸、銘わーくすから製品が発売されていますし、Zゲージ用線路もロクハンが近年積極的にリリースしています。そういった現状を考慮に入れたとおぼしき構造になっているのは有り難い事です。

★画像で見て頂ければ分かる通り、台車の側枠と枕バリは一体成型では無く、はめ込み式で組み立てられていて、簡単に分解する事が出来ます。これも動力化する事を考慮に入れた構造(つまり動力ユニットの台車に側枠をはめ替える)に思えます。ちなみにZゲージの20m級電車の動力ではこの下津井には長過ぎ。切り詰める等すれば入るとは思いますが、既にNナロー動力車を出しているワールド工芸あたりにこの下津井用の動力ユニットを発売して頂きたいところです。

Nナロー化完了&レイアウトに向かって?


★6.5mmゲージで鉄道模型化(といっても動力はなく手押しですが…)した下津井をZゲージの線路にのせてみたところ。この線路はロクハンではなく、アキア/プラスアップが「ZJゲージ」のブランドで一時期発売していた道床付線路。これまた秋葉原でたたき売りされていたのをゲットしておいた品なのですが、枕木の間隔が広いのでNナローにはピッタリなのです(Zゲージ用としては失格!)。それはともかく、こういった本線とナローの並びのシーンをNゲージレイアウトに作ってみると面白そうです。国鉄下津井電鉄の接続駅であった茶屋町駅のモジュールなんて良いかも。もっとも今回製品化されたモハ103とクハ24の形態は、茶屋町〜児島間が廃止された後、扉位置を変更してワンマン化した後の形態なので、時代設定的には合わないのですが、まぁそういうウルサイ事は無しと言う事で…