軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2012年10月のまとめ

日を追うごとにだんだんと寒くなってくる今日この頃。皆さん如何お過ごしでしょうか? 軽便祭も終わってほっと一息ついている方もいれば、祭で刺激を受けて模型作りに精を出している方もいるかもしれません。今日は10月最後の日ですので、月末恒例「今月のまとめ」をお送りします。

今月のイベント

★今月は軽便鉄道模型界最大のイベント、軽便祭こと「第8回軽便鉄道模型祭」が開催されました。詳しくは以下のリンク集をご覧下さい。

★もう一つ、鉄模連主催の「日本鉄道模型ショウ」(鉄模連ショウ)が蒲田にて開催されました。こちらも詳しくは以下のリンク集をご覧下さい。

★実物関連では、頚城鉄道の車輌が保存されている「くびき野レールパーク」の年1回の公開が10月20日〜21日に開催。今年は模型でも人気のディーゼルカーホジ3」が動態状態に復活。走りを披露したとの事。

今月の製品

軽便祭に合わせて多数のナロー新製品が発売となりました。中でもアルモデルのHOナロー「加藤7トンDL」は、廉価で組立易い為か、既に完成させている方がおられます。


▲家元による作例

今月の気になる記事

栂森さんとchitetsuさんが、軽便祭に出品された小型レイアウトの製作記をアップされています。奇しくもどちらのパイクもサイズはB4。製作するにも持ち運びするにも手頃なサイズです。どちらの記事も非常に参考になりますので、ミニレイアウトに興味のある方にお勧めします。

今月のメディア

★軽便祭に合わせて、南軽出版局より昨年の軽便祭での講演をまとめた「軽便讃歌II」と写真集「基隆炭鉱鉄道」が発売となりました。特に「基隆」の方は中々評判が良い模様。また「夢遊生活の日々」さんによれば、「軽便讃歌II」の方は既に在庫切れになったとの事。どちらの本も書泉グランデ等の一部の書店・模型店での扱いなのでご注意を。

鉄道模型趣味(TMS)誌11月号では、おなじみ大谷氏によるNナロー下津井が掲載。下津井電鉄特注鉄コレを路面電車用鉄コレ動力を6.5mmに改軌したもので動力化し、プラスアップのZゲージ用道床付線路を加工した線路で走らせるという作例。Nナローに興味のある方は是非ご覧あれ。

鉄道模型趣味 2012年 11月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2012年 11月号 [雑誌]

今月の話題

★「風物詩シリーズ」のプラモデルやカラーパウダーなどのシーナリー用品、そしてNゲージの貨車で知られた河合商会が10月中旬に自己破産。業務停止したとの事です。

Nゲージ貨車等についてはキーポイントなる別の会社が引き継ぐとの話ですが、模型業界も世間で言われている程好調ではないという事を突きつけられるニュースでありました。
ナローゲージモデラーに人気の高いプロトタイプである井笠鉄道は、鉄道事業廃止後も社名はそのままバス事業者となっていましたが、何と破産し10月末でバス事業終了とのショッキングなニュースが。趣味人的には旧新山駅にある記念館と保存されているコッペル、客車、貨車の行く末も気になります。

訃報

九重高原鉄道」の平尾社長こと平尾勝彦氏が10月15日に急逝されたとの事。10年以上前からWebページを開設しておられ、車輌工作とレイアウトの両方をバランス良く楽しまれている姿にあこがれた方も多いでしょう。もうWebページが更新される事が無いかと思うと悲しくかつ淋しい限りです。ご冥福をお祈り致します。

この10月は楽しい事と残念な事が交互にあった一カ月でしたね。明日からは11月、どんどん寒くなっていきますので、風邪などひかぬようお気をつけ下さい。
それではまた来月!