軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

ホビーセンターKATO


下落合のホビーセンターKATOが建て替えの為、11月25日をもって閉店し、12月からは仮店舗に移転との事。最後に一目見ておこうと散歩がてら行ってきました。

建て替える程古い建物かしら?と思ったのですが、調べてみるとホビーセンターKATOが開店したのが1986年。そしてこの建物は1977年に新工場として建設されたものだそうで(1980年カタログによる)、既に35年も経過していたのです。内部はリニューアルされて小奇麗になっていたので、そんなに古い建物だとは気が付きませんでした。

駐車場に保存され、ホビーセンターの看板代わりとなっている京急デハ230(ホビーセンターKATO東京店のツイッターのアイコンもコレ)はこの新工場建設時に据え置かれたもの。35年間屋外展示されているのに、良い状態を保っていますが、大事に手入れされているのでしょうね。

▲2004年撮影そういえば、いつの頃からか、店内に故・田村豊氏の作品がひっそり展示されていたのです。今回店内を探してみましたが、姿が見えませんでした。

▲2004年撮影
この自由形電車は、TMS特集シリーズに掲載されていたので御記憶の方も多い筈。機会があればまた展示して頂きたいものです。


2005年の10月には、巨匠こと諸星昭弘さんの個展がここで開催された事もありました。

上の写真は、モロさんの個展の開催されていた部屋に掛っていた額で、ドロップフォージングによるパーツが綺麗にならべられています。かつて関水金属(そして前身の加藤金属)は、16番メーカー各社のドロップパーツの製造を請け負っていたのです。

この写真の上の方に写っているE10は、かつてTMS誌上で頒布されたネクタイピンではないでしょうか?

そういえば、ホビセン近くのKATOの建物の壁に、こんなタイル画があるのです。昔の関水金属カタログの裏表紙に出ていた事もあります。これは2009年撮影ですが、今でもあるのかしら。

さて、今回の戦利品はNゲージ貨車2両とファーラーのNゲージ駅舎。いずれも500円の特価品。貨車はアメリカ輸出向けのセットに入っていたものの様です。駅舎(品番2111)は普通に買ったら2000円以上はするもの。さらに後でネットで調べてみたら、既に絶版になっている製品との事。良い買い物をしました。

この貨車、よく見ると分かりますが、国鉄タキ3000なのです。塗装とレタリングでアメリカ型になりきっています。

これは見れば分かる通り国鉄ヨ8000。こちらもカラフルで良いです。
ホビーセンターKATOの建て替えが完了するのは2014年1月との事。どのような建物と店舗になるのでしょうか?