JAM(国際鉄道模型コンベンション)が終わってから早1ヶ月あまり。皆さんがネット上でレポートされているだけでなく、20日発売の鉄道模型雑誌各誌にも写真が出ており、今さらレポートをアップするのも何ですが、記録として残しておきましょう。
NGJ(ナローゲージジャンクション)
まずはナロー関連という事で、NGJのブースから。といっても今年はレイアウトが少なかったのではないか?とのご意見も賜りました。メンバーの皆さんが某所で飲むのを主目的としている故、クルマでの搬入をしたがらないのが原因との説も(笑)
akinoriさんの新作Oナロー9mmミニレイアウト。
ozuさんのOナロー16.5mmミニレイアウト。ポイントも自作しているのはさすが工作派です。
昨年に引き続き展示のたむちんさんのHOナロー積み下ろしパイク。岩のカタチとか色合いは浦安方面で見たような…
Tさんの簡易軌道風HOナローレイアウト
TAVATAさんの軽便プレート線路。KATOのNゲージ複線プレート線路に石畳を貼ったりバラストを撒いたりして軽便風にしたもの。
昨年に引き続き展示の小泉さんのOナローレイアウト。実は分解して折りたたんでバックに入れて運べるのであります。
ハンザ・モロマネ
その名前から想像した通り、諸星昭弘氏が講師をされているカルチャーセンターの生徒の皆さんによる集まりとの事。
鉄道模型趣味(TMS)誌1972年4月号に記事が掲載され(のち「ナローゲージモデリング」に収録)、保育社カラーブックスにも写真が掲載された初期のHOナローレイアウト「山麓軽便鉄道」の作者であるMさんのHOナローレイアウト「王禅寺軽便鉄道」。1979年のTMSレイアウトコンテストの応募作品グラフに2枚写真が載っていますが、駅構内で線路が十字クロスしているというユニークな線路配置で、全体がどのような構成なのか長年気になっていました。今回現物を拝見して35年目にしてようやく謎が解けました(感激)
建物の裏に佇むエガー5号機の廃車体、これは「山麓軽便鉄道」で活躍し、「ナローゲージモデリング」収録のカラーグラフにも写っていた機関車そのものだそうです。
素晴らしい出来のHOナローセクション。高低差のある地形や緩やかな坂道の併用軌道がたまりません。
日本の田舎の風景のイメージをうまくまとめたHOナローレイアウト。全体の構成・デザインが良いですね。
M8(エムハチ)
昨年も出展していた諸星昭弘氏のお弟子さん達のグループ。モロ先生はあちこちのカルチャーセンターで講師をされているので、お弟子さんがあちこちにいるのですね。
鉄道模型プロパーとしては「こういうのは認めがたい!」って人もいるかと思いますが、全体の構成やデザインが良く出来ていると思います。やはりモロ先生の指導が効いているのかも…。
HOJC(相武鉄道)
しばらく前にTMS誌にも発表された1/87 12mmゲージのレイアウト。特に細かく作ってある訳ではないのですが、落ち着いた穏やかな色調もあって非常に雰囲気が良いのです。線路配置も美しいですね。
TJ倶楽部
廃車体を主題としたHOジオラマ。細かい表現もさるところながら、廃車体が一段高い所にあったり、階段があったりと、全体の構成が良いですね。
昭和50年代の信越本線イメージのNゲージレイアウト。ストラクチャーはほとんど自作。背景画(写真)も効果的です。
昔の国鉄の駅ってこんな感じでしたよね〜(と、オジサン世代は感涙にふける)。
会津ヨシ!・鉄ちゃん倶楽部withクロタカ・激団○ンポ○ル
過去のJAMコンベンションにて秀作レイアウトを出展してきた3団体が合同で出展。「○ンポ○ル」と伏字になっていますが、あの激団サンポールであることは間違いありません(笑)
Kata改さんのホッパーモジュール。よく見るとNナローが組み込まれています。
Nナローの機関車はペアーハンズの酒井タイプDLにナローガレージ取扱のパワーマックス(6.5mmゲージ動力ユニット)を組み込んだのだそうです。
実は、Nモジュールの下にHOナローエンドレスが置かれていて、ウェザリングの効いたKATO5トンが走っていたのであります。
こちらのモジュールも片隅にナローの林鉄が…
製作途中の下神明モジュール。凄い作品になりそうです。
ネット上でおなじみの「カオ電」。楽しくて良いですよね〜。こういう楽しみ方がしたいものです。
サンポールのモジュールは大きさはバラバラ、とにかく繋げれば良いという考え方ですが、それが良い方向に作用していると思います。
メーカー系ブースのレイアウト
トミックスのHO地方電鉄風レイアウト。よくまとまっていると思います。
ポポンデッタはDDFに対抗して?レイアウト製作業務も始めたようで、これはそのサンプル。高低差のある線路配置は見栄えがしますね。
KATOブース、HOを小スペースで楽しめるのをアピールするのは良いけど、新幹線が3両編成で急カーブというのは…。近代的で小ぶりな車輛…たとえばJRキハ120とかを製品化した方が良いのでは?
ヤマダ金属商会のブースの5インチゲージ線路とトロッコ。これは欲しくなりますね〜
さて、この他にも良いレイアウトがまだまだあったのですが、キリがないのでこのあたりにて失礼いたします。(完)