軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

軽便鉄模アンケート2014・分析編(その3・お気に入りの製品)

軽便鉄模アンケート2014分析編の3回目は「お気に入りの品」についてです。

Q4:ここ1年以内に購入したナローのキット/完成品で、お気に入りの品を3つお答え下さい。

トーマモデルワークス HOナロー9mm 頸城鉄道コッペル2号機 11
- - なし 10
軽便鉄道模型祭記念製品 HOナロー9mm 仙北鉄道DC103 車体エッチング板 10
珊瑚模型店 HOナロー9mm ダックス(サドルタンク/サイドタンク/テンダー) 8
トーマモデルワークス Oナロー16.5mm コッペル7トンBタンク 3
トーマモデルワークス HOナロー9mm 西大寺コッペル1-3号機 3
ペアーハンズ Oナロー9mm 細倉鉱業2トンGL 3
kondouraな時間 HOナロー9mm 森林鉄道の客車 2
アルモデル HOナロー9mm 森林用Bタンク 2
アルモデル HOナロー9mm 加藤製作所4トンGL 2
トーマモデルワークス HOナロー9mm 木曽酒井DL131号機 2
トーマモデルワークス Oナロー12.7/16.5mm 基隆炭鉱楠木3.5トンBタンク 2
モデルスイモン HOナロー9mm 井笠Cコッペル 2
杉山模型 HOナロー9mm バーチカルボイラー0-4-0 2

★上記の通り、トーマモデルワークスの頸城コッペルが1位、2位が「なし」と軽便祭記念板、3位が再生産ダックスという結果となりました。

★頸城コッペルは実物が有名、かつ現在も保存・公開されている為、多くの人に馴染みがあるからかと思います。かつて乗工社(のちIMONが引き継ぎ)が完成品を発売しましたが、市場から姿を消して久しく、今回のトーマ製品は多くの方に喜ばれたという事でありましょう。
★2位の仙北DC103エッチング板ですが、日本の標準的な軽便鉄道にふさわしい車種であることが人気の原因でありましょう。「仙北DC103」としてより「軽便鉄道によくいる凸型ロッド式DL」として皆さん買い求めたのではないかな?と思います。
★今回のアンケート、予想以上に「なし」と答えた方が多く、なんと2位となりました(仙北DC103と同数)。そもそも私自身、今年はナロー関連のキットや完成品は殆ど買っていないのです。昨今の経済状況下で決して安くはないナローのキットをバシバシ買える方は多くはないかと思います。
「3つあげてください」という設問に「そんなに買ってない/買えない」とアンケートそのものの回答を躊躇された若い方もおられた様で、少々反省しております。
★3位は珊瑚模型店のダックス。長年再販を待ち望まれていた製品だけにこの結果は納得です(なお、今回はサドルタンク・サイドタンク・テンダーの三種類を1つの製品としてカウントしました)
★製品単位でなく、メーカー・ブランド単位で件数(人数ではない)を集計すると以下の通りです。

トーマモデルワークス 22
軽便鉄道模型祭記念品 10
珊瑚模型店 10
アルモデル 9
ワールド工芸 8
杉山模型 5
ペアーハンズ 5
kondouraな時間 3
Sea lion工房 3
モデルスイモン 3
ミニトレインズ 2
銘わぁくす 2
モデルワーゲン 2
Roco 2

★こちらでもトーマモデルワークスが断トツでトップです。コッペルの蒸気機関車のような日本の軽便鉄模ファンにとっての王道ネタを製品化していること、値段が非現実的な額でないこと、組み立てやすさに気を払っていることなどがこのような結果となった理由かと推察します。
★アルモデルが思ったほど伸びていませんが、これは2014年に同社が殆ど新製品を出さなかった(ナロー関係は「森林Bタンク」が唯一)のも関係しているかと思います。それでも9ポイント獲得しているのは、同社が既存製品をこまめに再生産している為でしょう。
★ミニトレインズが予想外に低い値ですが、エガーバーンレプリカ以外の同社製品のデザインについて「イマイチ」「残念」との意見をよく耳にします。また、「ブリゲイドロック」は注目を集めたと思うのですが、日本で一番人気が出るであろう黒の入荷が遅れた為、今回のアンケートに間に合わなかったと思われます。
(続く)