軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2015年5月のまとめ

気が付けば5月も今日で終わり。4月より進学・就職された皆様、5月病になっていないでしょうか? 5月病の解消には「ナローゲージ鉄道模型を楽しむのが一番」という研究結果が発表…されていませんが、多少の気晴らしにはなるのではないでしょうか?。
とは言っても、5月病は仕事や学業だけでなく、趣味の世界でもある模様。ギアードロコ好きの某O先輩は、トーマモデルワークスのシェイを予約し損ねてガックリ。それ以来軽便鉄模5月病なのだとか。いやはや世の中うまく行きませんね…
というわけで、月末恒例「今月のまとめ」をお送りします。

今月の話題


★先月発売になったトーマモデルワークスのHOナローシェイですが、初回ロットは瞬く間に予約完売。6月出荷の2回目のロットもこれまた予約完売という状況。多くの方が購入された様で、ネット上でもさっそく組立レポートが多数アップされています。

本キット監修者のshay生さんによる組立ポイント解説

★浜リンさんのブログで、ドイツ・フランクフルトの軽便鉄道博物館の40周年記念イベントのレポートがアップされていますが、十年程前に丸瀬布からドイツに引き取られた「安比奈のコッペル」こと鉄道連隊E103号機がすっかり綺麗にレストアされ、動いているではありませんか。この博物館、好ましい形態のナロー機関車(しかも日本人好み)がゴロゴロしているのですね。

以下のページによれば、E103号機は昨年復元完了したとの事。今回が正式なお披露目だった様です。

ちなみに、かつてのE103号機の姿は以下のページにありますが、この時代からご存じの先輩方には感無量でありましょう。

今月の役立つ記事

軽便モジュール倶楽部(KBMC)のWebページに、KBMCが採用しているモジュールの規格がアップされました。

中でも下北南部電鉄(シモデン)の規格は、単にモジュールの規格というだけでなく、車輌の規格も含んでおり、HOナローで軽便電車を作る際に参考になるかと思います。スタンダード物と違って、ナロー模型は車輌限界や架線の高さなどの参考になる資料が案外少ないですからね。

今月のメディア

鉄道模型趣味 2015年 06 月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2015年 06 月号 [雑誌]

鉄道模型趣味(TMS)誌2015年6月号では、Oナローの草軽納涼客車、1/80・9mmの西武山口線おとぎ電車の製作記事が掲載。奇しくもどちらもオープン遊覧客車ですね。Oナロー草軽は自作フィギュアを搭載、9ミリナローおとぎ電車はダイソーのプラ電車用の人形を搭載しています。
Oナロー草軽納涼客車の作者の鉄道青年さんのブログでは、実物の解説を含めて記事掲載されていますので、興味をもたれた方は併せてご覧あれ。

いのうえこーいち氏の連載「模型のためのエッセンス」の今回のお題は雨宮の機関車。かつて、いさみやロコワークスから発売された雨宮ホワイトメタルキットが氏が企画・原型製作された製品だった事が明かされています。カンの鋭い方なら、この雨宮キットの説明書の雰囲気(フォントやレイアウト等)から既に気が付かれていたかもしれませんが…

とれいん誌2015年6月号では、「2台の“関電松岡10tDL”」と題して、浜リンさんとakinoriさんの軽便鉄道模型祭記念エッチング板をベースとした作品が掲載。SKTさんの連載「蕗狩通信」は「ちょっと可笑しな車輛たち」と題して、市販のおもちゃをレールカー化した各種作品を紹介しています。

今月の新製品

ナローガレージから、HOナローの木造貨車5種類が発売。いずれもレジンキットですが、一体成型なので気軽に組み立てられそうです。

モデルワーゲンからは、HOナローの「浜中の釧路製牽引客車」キットが発売。同社製品定番のプレス抜き+ロストワックスによる真鍮キットです。

ワールド工芸からは、HOナローの「明治鉱業平山炭鉱 凸型電気機関車 601号機」組立キットが発売。製造はワールド工芸自身でなく、日昇工業という新メーカーで、製法もワールド製品が得意とする薄板エッチングではなく、厚板をワイヤーカットしたもの。昨年末のさいたま鉄道模型フェスタの際に見本が展示されていました。

★さて、明日からは6月。梅雨の季節ですね。雨の日には家で模型作りなんて良いかもしれません(但し塗装作業を除く)。新しい作品が出来たら、是是非ともネットや雑誌等で発表して頂きたいものであります。
それではまた来月!