軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

Nゲージマガジン64号(休刊号)

Nゲージマガジン 44号 2006年 12月号 [雑誌]

Nゲージマガジン 44号 2006年 12月号 [雑誌]

12月10日に発売されたNゲージマガジン64号を買ってきました。
既に皆さん御存じでしょうが、さる11月20日発売の鉄道模型趣味(TMS)誌2015年12月号の「編集者の手帖」欄にて、Nマガはこの64号にて休刊する事が告知されました。
という訳で、この軽便鉄模アンテナ雑記帳で続けてきたNマガ掲載のレイアウト紹介も、今回が(おそらく)最後という事になります。
★最初は今から7年前の50号、Nマガの感想を書いているつもりが、なぜか途中から電線マンと初代日産シルビアの話になるという展開の記事でした。その際にNマガには優れたレイアウトがまとめて掲載されている事に気づき、本来ナローのブログにも関わらず、毎年2回の刊行のたびに感想を書き記してきたのであります。勿論、掲載されているのはNゲージレイアウトだけですが、ここ10年あまりのNゲージレイアウトの質的向上は著しいものがあり、ナローゲージャーとしても大いに参考にするべしと思う次第なのであります。
★今回の64号もレイアウト関連の記事の割合が多いのですが、いつもは「これなら俺でも出来そう」という作例もあるのに(おそらく意図的にそうしている)、今回はいずれもレベルの高いものばかり。たまたまそうなったのでしょうか?
★「国鉄相模野線相模平駅周辺」は1600×2100mmのL字型レイアウト。以前にTMS本誌で掲載された「国鉄相模野線」の作者の方の新作で、終端駅に列車が到着するシーンを再現するべく新作を作られたとの事。

エンドレス+リバース+終端駅という線路配置で、PECOフレキシブル線路使用でカントや緩和曲線もつけてあり、実感的な走行が楽しめそうなレイアウトです。本線エンドレス部分は大半が水田の風景で、前作同様にあれこれ詰め込まず、ゆったりとした風景となっています。
★「展示運転を目的とした小型レイアウト2題」は900×450mmと700×350mmの2つの小型レイアウトの記事。JMLCで活躍されるベテランの方の作品だけあって、いずれも中々の出来。特に表紙になった900×450mmのローカル風景は色調が素晴らしいです。余談ですが、レイアウト上を走っている朱とクリームの塗り分けの気動車は、昔の乗工社のキハ40000(KATOのDD13に被せるメタルキット)ですね。

700×350mmの方は公園をテーマにした多数の人形を使った情景が展開。野外コンサートホールでコンサートしているのはももクロですかね〜

★「肥薩線雨降川駅」は600×300mmのジオラマで、九州のJR肥薩線をモチーフにした架空の駅が題材。かつては交換駅だったものの、交換設備が撤去され、使われなくなったホームが残るという情景。このような例は実物ではしばしば見かけますが、模型でそれを再現した作品は珍しい気がします。
★「伊豆鉄道 「伊豆北川駅〜稲梓橋梁セクション」」は1800×600mmのセクション。59号で発表されたセクションの続編。伊豆急の同名箇所を再現したセクションで、余裕あるスペースで雄大な景色が再現されています。実景の再現だけに地形その他は自然かつ実感的です。
★「さまざまな鉄橋が展開する「渓谷モジュール」の延長」は600×300mmのモジュール。62号で発表されたモジュールの延長部分で併せて1200×300mmとなるもの。渓谷に掛かる鉄橋が主題のモジュールですが、手前方に旧線の廃線跡があるのが目を引きます。こういうところが結構目を引いて楽しいのですよね。
★「「長大な橋梁区間」と「趣のある温泉場」」は1052×220mmと888×445mmのセクション。合計10個のブロックで構成する分割組立式レイアウトのうちの2ブロックとの事。前号掲載の「山間に掛かる曲弦ワーレントラス橋」の作者の方の新作ですが、本職の土木技術者との事で、橋梁その他の構築物のリアル感が半端ではありません。細かく作り込んでいるというより、実物のポイントが押さえられていると言いましょうか…。その一方で今風のレイアウトとは異なる「味」を感じるのです。
★「その後の「京急押入線」イメージアップ工作いろいろ」は、61号掲載の「京急押入線」のその後の工作についての記事。駅前のWing(京急のショッピングセンター)の建て替えや照明装置の組み込みがメイン。まさに「レイアウトに完成なし」の好例であります。

★Nマガ休刊は残念でありますが、TMSレイアウトコンペでも優れたレイアウト作品の多くはNゲージ。HOは数は少なく、またどうしても駅構内、機関庫周辺といったセクションばかりになる傾向があります。NマガにNレイアウト記事が集中した事で、TMS本誌のレイアウト記事がいささか手薄になっていた感もなくはありません。今後はTMS本誌のレイアウト記事の充実を期待することにいたしましょう。