軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

国際鉄道模型コンベンション(JAM2016)の個人的レポート(1)

みなさんJAMお疲れ様でした。今年のJAMもなかなか楽しかったのですが、会期中連日飲み会だったせいでしょうか? 大分疲れております。
既に皆さんがいろいろとレポートされていますが、遅ればせながら個人的レポートをアップさせて頂きます。
なお、個人的な趣味からレイアウト中心となっておりますが、今年のJAMもプラレールやレゴ、実物大トロッコ三線式Oゲージ、16番のペーパー自作実演や編成物の運転など、非常にバラエティ豊かでありました。
しかし、コンテスト上位入賞のレイアウトや雑誌の記事になったレイアウトがこれだけ集まるイベントというのも他にないと思います。情景派モデラーは足を運ぶ価値ありです。やはりネットや雑誌の写真でみるより、現物を見る方が数倍良いのでありますよ。

木こり鉄道

昨年に引き続き今年も出展。今年もなかなか好評でした。綺麗な色調である為か、女性にも人気でありました。


昨年の写真と見比べると、少々変わっていますね。この部分は今回の新作でしょうか? 単独のレイアウトとしても楽しめそうですね。

激団サンポール

昨年は出展されていませんでしたが、今年は出展。メンバーの皆さんの表現力は高く、雑誌掲載作も多数。

非常に雰囲気がよく、清々しいモジュールですね。背景板があるのも効果的。線路が台枠に対して斜めになっている事にも注目。日本のイベントの場合、モジュールと言えども大抵はテーブルの上に設置し、接続線路には道床付システム線路を使うのですから、台枠同士をクランピングするなんて事は必要性が少なく、台枠を定型化しなくてもいけるのですよね。

京急押入線の卓さんの作品。ネットや雑誌上では拝見していましたが、現物を拝見するととにかく工作が繊細かつキッチリしています。目の解像度が上がったような気分。


こちらはRMM誌で掲載されている作品ですが、構図といい岩肌の表現といい、非常に素晴らしいです。「絵画的レイアウト」とでもいいましょうか。寒々しい感じが良く出てきます。


無国籍感が素敵な作品。見ていて飽きません。

ネットでおなじみ「カオ電」。これも楽しくて良いですね!

下神明トリプルクロス。完成するのが楽しみです。

閉鎖され、荒廃したガソリンスタンド。幹線道路沿いでよく見かける風景ですね。個人的にはレイアウトのこういう部分に強く惹かれます。

Nゲージマガジン63号にも掲載された西武風レイアウト。地形デザインが素晴らしいです。
なお、激団サンポールのモジュールについては、京急押入線さんで全モジュールを紹介されていますので、そちらもご覧下さい。

多摩温泉電鉄

非常にムードの良い作品。ネット上ではNゲージ架空地方私鉄ファンの意識の対象となっていましたね。


建物はジオコレですが、塗り直されているので風景と調和しています。線路は接続部分を除きフレキシブル使用との事で、そのせいか非常にスムーズに走行していました。あと、机の上にパンチカーペットではなく、ゴザを敷いたところも良いですね。

TJ倶楽部


ミニカーブレールとジオコレを上手く使いこなしている小型レイアウト。このくらいのサイズだったら作れそう…と思う方も多いのでは?

M8(エムハチ)

諸星昭弘さんのカルチャースクールでの生徒さんが集まったサークル。

枯山水で岩が走りまわるパイク。ネタ系の作品ですが、作りそのものは丁寧。鉄道模型か?と言われると違うような気もしますが、ちゃんと作ってあるところに好感が持てます。いい加減さや雑さをネタで誤魔化すのではなく、丁寧に作ったからこそネタが活きていると思います。

師匠であるモロさんの影響はありますが、部分的には師匠を超えているかも…と思った作品。

日大豊山

JR総武線/中央線の秋葉原お茶の水近辺を再現したレイアウト。中高生の部活レイアウトには粗雑な工作のものも目立ちますが、この作品はなかなかしっかり出来ています。



J-TRAK Society

昨年まではJMLCでしたが、今年はJMLCメンバーが独立して新たに設立されたJ-TRAKが出展。名作モジュールの数々を展示されていました。

下総鉄道

「くろてつの会」のブースで展示されたNゲージレイアウト「下総鉄道」。TMSレイアウトコンペで複数回上位入賞し、TMSやNゲージマガジンで発表されたレイアウトがJAMに初出展。全体のデザイン、色調、表現共に素晴らしいレイアウトでした。



この他にもまだまだ紹介したい作品はあるのですが、キリがないのでこの辺りにて。
(次はナロー編)