軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

第56回全日本模型ホビーショー

東京ビッグサイトで開催された第56回全日本模型ホビーショーに行ってきましたので、鉄道模型関連についてレポートしてみましょう。
もともとプラモデル・ラジコン関連のショーでしたが、近年では大手Nゲージ鉄道模型メーカーも出展しています。ネット上の鉄道模型関連サイトでもレポートが上がっていますが、それらではあまり取り上げられていないものをいくつか。
なお、鉄コレナロー「猫屋線」については、別記事にまとめましたので、そちらをご覧ください。

TOMIX

カラーパウダーがリニューアル(というのか?)されるそうで、試作品が展示されていました。


今までは「カラーパウダー」一種類でしたが、「カラーパウダー」「グラス」「フォーリッジ」の三種類になる様です。
「カラーパウダー」は今まで同様の粉(多分着色木粉)、「グラス」はスポンジの粉の様で、ウッドランド/KATOのターフに該当、「フォーリッジ」は細かいスポンジで、ウッドランド/KATOのコースターフやフォーリッジクラスターに相当するもの。

新製品「ジョイントレール」は他社の線路と接続するための長さ35mmの線路。ナロー界でも木曽モジュール倶楽部などはPECOナロー用フレキが基本で、トミックスファイントラックをモジュール間の接続線路に用いていますが、そのような用途にピッタリかもしれません。

Nゲージワイドトラムレールの石畳バージョンと緑化軌道バージョンが新発売。今までのワイドトラムレールはあまり見栄えがしませんでしたが、これはなかなか良いですね。

Nゲージカーコレクションで久々の新規車種が出る様です。日産エクストレイル、セレナ(先日モデルチェンジしたばかりの新型!)、NV350キャラバン、グロリアバン(1983年発売のY30型。同じトミーテックより1/35プラモデルで出ている車種ですね)の4種。今までのようなブラインドボックスではなく、4台1セットのオープンパッケージで発売されるようです。

今年がトミックス発売40周年という事で、記念展示もありました。画像はごく初期の製品群。「基本セットNo.1」は子供の頃欲しかったなぁ…(買えませんでしたが)。左側の「パワーユニット」は1976年発売当初の品ではなく、1980年頃にモデルチェンジした「ニューパワーユニット」(メインスイッチとブレーカーが付いている)なのが少々残念。また右側の「ニューパワーユニット」として展示されている品は「パワーユニットDX」ですね。


1977年のトミックス総合カタログが自由に閲覧できるようになっていました。当時のトミーの意気込みが感じられる内容で興味深いです。この頃のカタログ類はオークションでも高値がつき中々手が出ませんが、40周年記念に再販して欲しいものです。

カタログの中のこのレイアウトの絵、どこかで見た事があるタッチですよね(GMカタログやTMSでおなじみの…)

ポポンデッタ


ポポンデッタはカラーパウダー(「ジオラマパウダー」と呼称)を発売するとの事。河合商会の貨車を引き継いで発売しているので、カラーパウダーも引き継いだという事なのかしら?

KATO


JAM等でも予告していた情景素材「日本の草はら・深雪」がいよいよ発売になる模様。11月よりホビーセンターKATOで、12月より全国発売とのこと。


何だか化粧品っぽいパッケージですが、「日本の草はら」は要するにノッホのグラスの日本向け色調の特注品ですね。

既発表のカーブ鉄橋セットですが、右側にある「下回り製品続々登場!」って何でしょうか? 普通「下回り」と言ったら車輌の台車や車輪を思い浮かべますが、ストラクチャーや線路を「下回り」と言っているのでしょうか?

ホビーセンターKATO扱いのHOゲージC56のDCCサウンド搭載済み製品。自分でサウンドデコーダーを組み込むのは面倒かと思いますので、有り難い製品ですね。

プラッツ



機芸出版社からPECO製品取り扱いを引き継いだプラッツ。パネルで展示しているのはOゲージ、HOゲージ、Nゲージ、Zゲージの線路ですが、PECO取り扱い製品一覧(係員の人に言えば貰えます)を見ると、

  • Nゲージ(コード80)
  • Nファイン(コード55)
  • HOゲージ(コード100)
  • HOファイン(コード75)
  • HOゲージ83ライン(コード83)
  • Oゲージブルヘッドレール(コード124)
  • Oゲージフラットボトムレール(コード143)
  • ナローゲージ OO-9/HOm/O-16.5/G-45
  • Zゲージ
  • 1番ゲージ(コード200)

が掲載。その他周辺機器、Nゲージストラクチャー・貨車キット、HOゲージストラクチャーも掲載されており、機芸出版社時代と変わらぬ品揃えで一安心です。ナローファンとしてはOO-9/O-16.5線路の安定供給をお願いする次第であります。

WAVE


最近、タミヤエバーグリーンに加え、WAVEのプラ素材各種がプラモ店に並んでいますが、そのプラ材料のアソートセットがスポット生産で発売されると事。各種サイズが少量づつ欲しい人には朗報ですね。

その他、プラモデル・ミニカー関連の面白い物は、ツイッターの方にアップしていますので、よろしければご覧下さい。