軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2019年11月のまとめ

すっかりコートが手放せなくなった今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか?
ハロウィンも終わり、街は既にクリスマスムード。年賀ハガキが発売されるは、紅白の出場歌手が発表されるは、だんだん今年も残り少なくなってきた事を実感します。
さて、11月も今日も終わりという事で、月末恒例「今月のまとめ」をお送りします。

今月の新製品

トミーテックより鉄道コレクションナローゲージ80「猫屋線ジ3・ハ51新塗装」「猫屋線ジ1・ト4・ワフ1茶色塗装」が発売。
鉄道コレクション 鉄コレ ナローゲージ80 猫屋線 ジ3・ハ51 新塗装 ジオラマ用品 (メーカー初回受注限定生産)
鉄道コレクション 鉄コレ ナローゲージ80 猫屋線 ジ1・ト4・ワフ1 茶色塗装 ジオラマ用品 (メーカー初回受注限定生産)

指定動力のTM-TR02も同時発売されていますが、先日コアレスモーター仕様に大改良されたKATOポケットライン動力を組み込もうと目論む方も多いかも。さっそく雀坊さんが現物で検討されています。

★モデルワーゲンからHOナロー「頸城のホハ2&3」キットが発売。以前同社が発売したホハ1のバリエーション的製品です。

GSIクレオスからは、水性ホビーカラーのリニューアル版が発売。同社は2013年12月に新型水性塗料「アクリジョン」を発売していますが、従来から発売されていた水性ホビーカラーもこの度リニューアル。従来品と混合可能、うすめ液等も従来通りですが、性能が大幅にアップしている様です。

従来の水性ホビーカラーは塗膜が柔らかい、なかなか乾かずベタつく、シルバー等の粒子が粗くて使えない等のデメリットがありましたが、その辺りも解決した模様。いよいよ模型界も水性塗料主体の時代が来るのかもしれません。

今月のメディア

鉄道模型趣味 2019年 12 月号 [雑誌]
鉄道模型趣味(TMS)誌2019年12月号では、TMS鉄道模型コンペティション2019の結果発表と入賞作グラフが掲載。入賞作品グラフを見るとナロー界隈でおなじみの方々のお名前と作品もちらほら。なお、入賞作品の展示会を開催するとの事で(会場はモデルスIMON渋谷店を予定)。作者から了解の得られた作品について展示する模様。いのうえこーいち氏の連載「模型のためのエッセンス」は森林鉄道の残照と「カトウ」と題して、秋田の杉沢森林鉄道末期の姿と、真室川で動態保存される加藤5トンを紹介。そして、「石橋春生前編集長を偲んで」として、今年4月に社長を退任された石橋春生(赤井哲朗)氏の訃報と、久保田富弘、河田耕一、片野正巳各氏による追悼文、小林信夫氏による追悼イラストが掲載されています。
とれいん 2019年 12 月号 [雑誌]
★とれいん誌2019年12月号では、第15回軽便鉄道模型祭のレポートが掲載。先月号でのメーカーレポートに続き、今回はモデラー展示作品を紹介しています。また、「阿里山の貴重な保存車輌たち」と題して、台湾の阿里山鉄道の保存車輌を見開き2ページで紹介しています。
モノクロームの軽便鉄道 (イカロス・ムック)
イカロス出版からは諸河久氏の「モノクローム軽便鉄道」が発売。昨年開催された写真展「軽便風土記」とその図録が好評でしたが、その出展内容に元に書籍とした様な内容。エコーモデルのサイトでも激賞されており、日本の軽便鉄道に興味を持つ方に広くお勧めできる一冊です。イカロスの本は一般書店にも並ぶので、お近くの書店で手に取ってみることをお勧めします。

今月の話題

トミーテック猫屋線がテレビ朝日系のドラマ「科捜研の女」に登場。沢口靖子と猫屋線の競演がネット上で話題となりました。

訃報

★細密ストラクチャーキットで知られた「クラシックストーリー」主宰の山川良一氏が11月7日に亡くなられたとのこと

ラシックストーリー製品以外に、お名前は出ていないけれども関与された製品はいくつもある模様。南軽出版局書籍掲載の図面も描かれておりました。まだまだ活躍して頂きたかっただけに残念です。ご冥福をお祈りいたします。
★上でも記した通り、機芸出版社前代表取締役石橋春生(赤井哲朗)氏が10月13日に亡くなられていたとの事。享年90歳。鉄道模型趣味(TMS)誌の創刊当初からのスタッフであり、近年は編集と経営に専念されていましたが、かつての「赤井哲朗」名での実物関連記事、「陸蒸気からひかりまで」の解説、そしてナローゲージモデルの紹介や、ご自身のナローゲージ作品の発表記事が印象深いです。イプシロン鉄道の角倉彬夫氏、なめとこ軌道の高井薫平氏とならぶ、黎明期のナローゲージモデラーであられました。あの軽妙洒脱な文章をもう読めないと思うと寂しい限り。ご冥福をお祈りいたします。

★さて、明日からは12月。いよいよ令和元年もラストスパートですね。忘年会とクリスマスのシーズンですが、ナロー鉄模界的には毎年恒例のさいたま鉄道模型フェスタの季節。ナロー関連新製品もいろいろ出てくるのでは?と思います。
それではまた来月!