軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2022TMSレイアウトコンペ

9/20に発売された鉄道模型趣味(TMS)誌2022年10月号にて、TMSレイアウトコンペ2022(第45回)の入賞者が発表されました。
(「アニバーサリーチャレンジ」があったため、今年は時期がずれていますね)
本ブログでは毎年、入賞作の作者年齢とゲージを調べるのが恒例になっていますので、今年も表にしてみました。

入賞者年齢

80代 70代 60代 50代 40代 30代 20代
入選 - - 2 2 - - -
佳作 - - 4 - 2 1 -
準佳作 - 2 5 4 0 2 1
努力賞 1 4 2 4 1 2 1
入賞作全体 1 6 13 10 3 5 2

※共作の場合は作者毎にカウントしています(例えば30代と60代の方の共作の場合、30代1,60代1でカウント)
※同一作者の複数入賞は1としてカウントしています。
※年齢未記入の方はカウントしていません。

60代が最多、続いて50代というのは昨年同様。大きな変化はありませんね。

2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
80代 2% 0% 0% 0% 3% 0% 0% 0% 0% 2% 3%
70代 7% 6% 2% 10% 13% 12% 8% 14% 10% 11% 15%
60代 22% 29% 24% 27% 46% 39% 51% 37% 34% 30% 33%
50代 39% 31% 36% 33% 28% 24% 30% 34% 39% 24% 25%
40代 24% 24% 29% 24% 8% 22% 5% 9% 10% 15% 8%
30代 7% 10% 7% 6% 3% 0% 0% 3% 2% 11% 13%
20代 0% 0% 2% 0% 0% 2% 5% 3% 5% 7% 5%
10代 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0%

▲TMSレイアウトコンペ・各年毎の入賞者の年代比率
比率で見ると、30代の方は過去10年で最大(13%)となっています。
10年前は10代20代が0、30代も7%だったので、ここ何年かで若手の方も応募される様になったという事でしょう。

入賞作のゲージ

総数 入選 佳作 準佳作 努力賞
Nゲージ 30 3 3 9 15
1/76~87・16.5mm 4 - 2 2 -
ナロー9mm 5 1 1 2 1
Oナロー16.5mm 1 - - - 1
Oゲージ 1 - - - 1
? 1 - - - 1

★今回の入賞作品はNゲージが最多で71%。これは過去10年で最高です。一方16.5ミリは10%で過去10年で最低となっています。
ナロー9ミリは12%。これは過去10年で2019年の次に低い数値です。ナロー関連全てを合わせても14%なのですが、通常だとナロー関連合わせて20%を超える事が多く、年によっては30%を超えていた事も…。Nが好調の一方で、ナローは低調気味なのであります。

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
Nゲージ 43% 48% 56% 54% 56% 41% 46% 39% 51% 71%
1/76~87 16.5mm 17% 14% 17% 28% 12% 38% 27% 32% 17% 10%
ナロー9mm 21% 24% 17% 13% 17% 16% 11% 15% 18% 12%

ナロー関連入賞作

★やじまんさんの「鉢六作業軌道」(ナロー9ミリ)が佳作。


★ニンニン氏の「西勝寺鉄道」(ナロー9ミリ)が準佳作。今年の夏の国際鉄道模型コンベンション(JAM)でNGJブースで展示していたので、現物をご覧になった方も多いでしょう。


★ないねんさんの「四津霧森林鉄道」(ナロー9ミリ)も準佳作ですね。
★名取編集長の講評ではナロー入賞作について「いずれも単純なエンドレス基調で、惜しむらくは今回も既視感が拭されなかったところでしょうか…」との事。確かにレイアウトコンペ応募作に限らず、最近のナローレイアウトはそういう傾向は否めない気が…。やはりナローならではの線路配置等、いろいろ研究が必要なのかも知れませんね。