軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

私とハンダごて


★ネット上でよく話題になる(炎上する?)ハンダごてとハンダの話題を…
★ハンダ付けに使うハンダごて、ワタシもいろいろと試してみたのですが、この10年位はグットのKS-80R(80W相当)を使っています。
ナローやNゲージ界隈ではこれより一回り小さいKS-60Rを使っておられる方が多く、ワタシも以前はそうだったのですが、Oナローを作る事が多いので熱容量の大きいKS-80Rを使う様になりました。
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★コテ先も標準で付いてくるものそのまま。このコテ先、単なる円錐形ではなくて先が斜めに切り取られて平面になっているのがミソ。鉄道模型工作の世界では「円錐形の先が尖ったコテ先は点でしか熱を伝えられないのでよろしくない」とされてきましたが、この平面の部分を当てればそれなりに熱が伝わるので、単なる円錐形よりも具合がよろしいのです。

このコテ先はコーティングされているので、やすりで削ってハンダメッキなどと面倒な事をする必要がなく、ハンダが乗らなくなっても、コテ台の水を含ませたスポンジでふきふきすれば綺麗になります。
★それでも復活しない場合は、おなじくグットの「Tipリフレッサー」で先っぽをハンダメッキすれば復活。ビンの中に入れた塩化亜鉛溶液の中に熱したコテ先を漬け込んで…というようなワイルドな作業から解放されます。
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★ハンダ付けの台は、おぎのやの釜飯のフタを愛用。作るものが小さくかつ短いのでこれで済んでしまうのですが、実に具合がよろしいです。
一般的には、カツミが発売しているベーク板あたりがよいのでは…と思います。


★ハンダはグットのステンレス用。以前に書きましたが錫63%・鉛47%のいわゆる「共晶ハンダ」で流れが良いのです。ワタシが作るのは貼り合わせ主体のエッチングキットが大半なのでこれを愛用。
フラックスもグットのステンレス用。安全データシート(SDS)を見ると、主成分は塩化亜鉛と水となっています。

模型関連の問屋でも扱っているのか、模型屋さんやプラモコーナーでもグットのステンレス用フラックスとステンレス用のハンダのセットを置いてありますね。
★なお、グットでは「模型工作用」と称するハンダもありますが、これはプラモデルやラジコンの配線に最適…というもので、錫50:鉛50のヤニ入りハンダ。金属板をハンダ付けする用では無い事にご注意ください(使えなくは無いですが)。
しかし、今どきモーターライズのプラモデルで、配線をハンダ付けするようなってものってどれだけあるのかしら…
★以上、一例としてご参考になれば幸いであります。