軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

軽便鉄道発祥の地へ


先週の土日に四国に旅行に行ってきました。京浜の穴守線…じゃなくて京急空港線で羽田へ行き、そこから飛行機で松山へ。松山空港からシャトルバスで中心地である松山市駅前に付くと、そこにはあの列車が…

そうです。伊予鉄道市内線を走る、復元坊っちゃん列車であります。蒸気機関車ではなく、蒸気風にあつらえたディーゼル機関車なのですが、非常に雰囲気良く出来ています。

よく見るとルーバーがあったりしてディーゼルである事が分かるのですが、よくぞここまで似せたと感心する出来。ちゃんとサイドロッドも付いています(笑)*1

さっそく客車に乗り込みます。運賃は300円。車内では車掌さんが肉声で観光案内をしてくれますが、伊予鉄坊っちゃん列車が日本最初の軽便鉄道である事をアピールしておりました。軽便鉄道というと現代においては田舎っぽく古臭いイメージでとらえられてしまいますが、明治時代においては最新の軽量級交通機関。今でいえばLRVや新交通システムみたいなものだったのでしょう。


室内もリアル!。ちゃんと木で出来ているのです。

伊予鉄に乗るのは初めてでしたが(というか、四国自体が初めて)、市内電車らしい市内電車である事に感激。関東に残る路面電車(またはそれに類するもの)は、荒川線(=王電)、世田谷線(=玉電)、江の電共に、純粋な市内電車ではなく、市内電車と同じハードウェアを用いてはいるものの、実質的には郊外電車であった路線。純粋に市内電車であった東京都電(の中心部の路線)や横浜市電は40年近く前に絶滅してしまっていますからねぇ…。


そうこうするうちに道後温泉駅に到着。最新のLRV(リトルダンサー)も走る一方、昭和2〜30年代の電車も冷房改造されて健在。木の床や吊り掛けモーターの走りも楽しめます。先日鉄コレで出た元京都市電の2000型電車も大活躍しておりました。

道後温泉の駅舎は近年に建て替えられたものではありますが、明治大正の建物の雰囲気を忠実に再現しています。坊っちゃん列車もそうですが、中途半端なレトロでなく気合いが入ってます。


家族サービス旅行だった為、今回はさらっと乗っただけでしたが、伊予鉄は非常に面白いですね。松山という街もなかなか素晴らしい街でしたし、そのうち再訪して市内線だけでなく鉄道線も含めて存分に乗り歩いてみたいと思ったのでありました。

番外編



大街道停留所近くにある喫茶店「坊っちゃん」の店頭にある実物大のレプリカ。

大街道停留所で電車を待っていたら、電気自動車・三菱i-MIEVのタクシーがスルスルと走ってきました。2年前の2009年に有限会社富士タクシーが導入したもので、実は電気自動車のタクシーは国内2例目、かつ西日本では松山が初だったとの事。軽自動車のタクシーというのも珍しいですが、これは電気自動車に限って特例として認められる事になったのだそうです。日本初の軽便鉄道を産み出した松山ならでは…と思ったのでありました。

*1:HOナロー鉄道模型ファンにしか理解できないギャグです。