軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2008年7月のまとめ

★毎日毎日暑い日が続いてますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 7月も終りなので、毎月月末恒例の「今月のまとめ」をつらつらと書きたいと思います。

今月の話題

★先月のまとめで「海の向こうのアメリカではバックマンOn30のレールバスが発売になった模様」と書きましたが、何とアメリカでは発売されておらず、何故か日本で先行発売されてしまっていたとの事。この件がネット上でも話題になりました。

今月のイベント

★7月6日に東京・浜松町でJNMAフェスティバルが開催。Nゲージ主体のイベントですが、足を運んだナローゲージ鉄道模型ファンもおられた様子。今年は杉山模型が出展されてませんでしたが、新興のガレージメーカー「東葛飾工房」が出展しており、一部のディープな?工作ファンの注目を集めていました。

今月の新製品

銀座軽便倶楽部から南筑軌道の石油発動車の完成品が発売。

以前、ガレージキットとして頒布された品を完成品にしたもの(TMS(鉄道模型趣味)誌に今野氏による記事が掲載されたのをご記憶の方もおいででしょう)。杉山模型からも完成品が発売された事がありましたが、銀座軽便の製品はKATOのNゲージ電車用動力台車をインサイドギア代わりに使用し、モーターはページャーモーター(いわゆるポケベル用モーター)を使ったスケールに近いプロポーションが売り。好事家向けのガレージキットならぬガレージ完成品ですが、ここに記録しておきましょう。
モデルワーゲンからは助六の酒井製5tDLV」が発売。改良を加えつつ何度も再生産されていますが、根強い熱心なマニアに支えられているという事でしょうね。

10年程前は乗工社のエコノミー酒井とプラ運材台車でキソるのが普通だったのが、今では本当に1/87のサカイにデコーダーを組み込んでDCC運転したりしているのですから、隔世の感があります。
ところでモデルワーゲンは製品名にローマ数字を使っていますが、これって機種依存文字ですよね。マックを使っている人には見えない(別の文字に置き換わって表示される)と思うのですが、大丈夫なのかしら? 

印象に残った作品

★ナガウラさんの新作は杉山DLミシカル風

どんな車輌もストラクチャーも、すべて自分の色に染めてしまい、ナガウラワールドの住人にしてしまうその技能(というよりもセンスでしょうか?)には敬服します。ナローの場合、メーカー毎の作風やディテールレベルその他がバラバラですので、単純に買ってきたり組み立てただけではナガウラワールドのような統一感は得られないのです。どんな高級ブラスモデルでも金さえ出せばカンタンに買えますが、こういう才能は30年ローンを組んでも買えません。うぅぅ・・・
★よろず模型鉄道さんではワールドの日車単端の組立中ですが、それとは別に以前自作された日車単端が紹介されています。

ナローゲージブック掲載の太田さんの日車単端を参考にされたそうですが、フルスクラッチでここまで作られる腕とファイトにこれまた敬服です。
そうそう、この作品を拝見して日車単端について書きたいネタが思い浮かんだので、後日あらためて記したいと思います。
★ストラクチャーではウエハラさんの頚城本社がほぼ完成。テキパキさくさくと作られるその要領の良さは見習いたいところです。

今月の真打はやっぱりこれでしょう。まーくん作の「上デキ」

岸和田軽便+ブーピープバレイ+トゥーナビルトロリーですね。自動車の模型や飛行機の模型では、こういうモデルは存在しないか、あっても仲間外れにされるのがオチでしょうが、鉄道模型界、特にナローゲージモデルの世界ではちゃんと存在が認められるのが良いところだとつくづく思う今日この頃です。
そういえば岸和田軽便鉄道の中村福男氏が亡くなられたと神戸のNさんから伺ったのは、軽便鉄道模型祭が池袋で開催された3年前の話です。中村さんには伝説の「六甲ミーティング」にお邪魔した際にお会いする事が出来ましたが、心から模型を楽しんでおられる表情が非常に印象的でした。
★では今月はこれにて・・・