昨年末に行いました「軽便鉄模アンケート2023」の回答結果の集計と分析を6回にわたってお送りしてまいりました。
- 軽便鉄模アンケート2023・集計結果速報 - 軽便鉄模アンテナ雑記帳
- 軽便鉄模アンケート2023・分析編(その1・年齢とナローの占める割合) - 軽便鉄模アンテナ雑記帳
- 軽便鉄模アンケート2023・分析編(その2・ゲージとスケール、併用するゲージ) - 軽便鉄模アンテナ雑記帳
- 軽便鉄模アンケート2023・分析編(その3・購入した製品・雑誌) - 軽便鉄模アンテナ雑記帳
- 軽便鉄模アンケート2023・分析編(その4・ナローをはじめたキッカケ) - 軽便鉄模アンテナ雑記帳
- 軽便鉄模アンケート2023・分析編(その5・ナロー鉄道模型の楽しみ方) - 軽便鉄模アンテナ雑記帳
- 軽便鉄模アンケート2023・分析編(その6・メーカーや模型店へのご意見) - 軽便鉄模アンテナ雑記帳
長々と分析を続けてきましたが、締めくくりとして「まとめ」をしておきたいと思います。
- 年齢は50代・60代が多く、その次が30代
- ナローが占める割合は「大半がナロー」という人と「ほんのちょっとナロー」という人が多い
- 楽しんでるゲージは1/76~1/87・ナロー9ミリが最多。続いてOナロー16.5ミリとNナロー6.5ミリ。Oナロー9ミリを楽しむ人も増えている
- ナロー以外の楽しんでいるゲージはNゲージが最多。Zゲージを楽しんでいる人が以前より増えている一方、HOゲージ(16番ゲージ)を楽しむ人はやや減っている
- 2023年に購入したナロー製品はアルモデルが最多、続いてトミーテック猫屋線、ナローガレージ、ストラクチャー専門の梅桜堂の順。アルモデルとナローガレージは動力関連の需要が多いと思われる。3Dプリントガレージキットのコメットモケイ、ウサギミックの人気も注目される。
- 雑誌・ムックではTMS(鉄道模型趣味)誌は比較的若い世代を含めて半数近くの人が(毎号ではないにしろ)買っている。一方、海外のナロー模型雑誌を買っている人は非常に少ない
- ナローに入門するキッカケは、雑誌・Webの他、イベントや模型店で見てという人が増えている
- 楽しみ方としては車輌工作が多いが、今後やってみたい楽しみ方としては、レイアウト・ジオラマを上げる人が多い。
- メーカー・模型店への要望では、ナロー用線路の供給不安定をなんとかして欲しいという声多数(これについては、アンケート実施後にKATOの「ナローゲージユニトラック」の発売予告や、モデルスIMONから旧篠原ナローフレキの再発売が実施されており、いくばくかは解消されたかと思います)
- Nナロー関連の製品化希望も多数あり。
最後に、今回アンケートに回答していただいた184名の方にあらためてお礼申し上げます。
また、3年後位に実施したいと思いますので、その時はまたよろしくお願いいたします。
(おわり)