軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

軽便鉄模アンケート2023・分析編(その3・購入した製品・雑誌)

その2からの続き)
軽便鉄模アンケート2023分析編の3回目は、「購入したナローゲージ製品のメーカー」と「購入した雑誌」についてであります。

Q4:今年(2023年)購入されたナローゲージ製品のメーカーを選択してください(複数選択可)

回答 件数 割合
アルモデル 63 34%
富井電鉄猫屋線(トミーテック 56 30%
ナローガレージ 43 23%
梅桜堂 42 23%
コメットモケイ 35 19%
トーマモデルワークス 30 16%
IORI工房 25 14%
ペアーハンズ 25 14%
ワールド工芸 23 13%
Models IMON 21 11%
軽便鉄道模型祭記念板 20 11%
城東電軌 19 10%
USAGIMMICK(ウサギミック) 16 9%
モデルワーゲン 14 8%
Moso Factory 11 6%
あおぞら電車 9 5%
南洋物産 9 5%
杉山模型 7 4%
甲府モデル 5 3%
レイルクラシック 3 2%
浅間模型 3 2%
道楽ぼーず 2 1%
模型の丸屋 2 1%
北野工作所 0 0%
銘わぁくす 0 0%
上記以外の国内メーカー製品(ガレージキット含む) 38 21%
上記以外の海外メーカー製品(ガレージキット含む) 11 6%
今年は買っていない 38 21%

★今回注目すべきは、3Dプリント製品をリリースするコメットモケイウサギミックの新興2ブランド。コメットモケイは何と初登場にしてベストファイブ入りです。そしてナローガレージが3位に入っているのも、この両社のキットがナローガレージの動力を指定している為と思われます。
1位は前回同様アルモデルですが、これもコメットモケイ&ウサギミック製品の動力需要が含まれているのもあるでしょう。
梅桜堂は前回から大幅にランクアップして4位。製品の良さ(作りやすさや手頃な価格)がナローファンに多大な支持を受けているからでありましょう。
★この選択肢は軽便鉄道模型祭の出展リストを基に作成しているので、KATO(関水金属)やキッチンがなく、それらを購入された方は「上記以外の国内メーカー」を選択頂いたと思われます。KATOを選択肢に用意しなかったのは失敗でしたが、「スモールイングランド」は2022年の発売、2023年はそれの色替えが出た位なので、さほどの数にはならなかった様にも思えます。

Q5:以下の中から、今年買った雑誌・ムックを教えて下さい(複数選択可)

回答 件数 割合
鉄道模型趣味(TMS) 106 58%
RM MODELS 59 32%
RMライブラリー 56 30%
廃線系鉄道考古学 36 20%
とれいん 35 19%
N&S GAZETTE(米) 8 4%
VOIE LIBRE(仏) 6 3%
NARROW GAUGE & INDUSTRIAL RAILWAY MODELLING REVIEW(英) 2 1%
上記の雑誌・ムックは今年買っていない 42 23%

鉄道模型趣味(TMS)を買っている(毎号では無いにしろ)人が58%で前回とほぼ同等。RMライブラリーは最近ナローネタは無いですが、旧号あるいはナロー以外の題材の号を買われているという事でしょうか。
廃線系鉄道考古学」は今回選択肢に入れてみましたが、結構な方がお買いになられているのが判明。
TMS、とれいん、RM MODELS(RMM)の鉄道模型雑誌御三家(?)について、年代別に集計してみると、以下のような結果となりました。

回答 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代~90代
鉄道模型趣味(TMS) 100% 60% 48% 55% 57% 64% 53% 0%
とれいん 100% 33% 4% 35% 17% 21% 7% 0%
RM MODELS 100% 40% 24% 20% 33% 43% 7% 0%

※10代、および80~90代の方はそれぞれ1名づつしかおられないのでご留意下さい。
10代、および80~90代の方はそれぞれ1名づつしかおられないので除外するとして、比較的若い世代でもTMSを買われていること、またTMS→RMM→とれいんの順番が、40代のみとれいんとRMMの比率が逆転しているのを除き、年代によって変わらない事は意外でありました。また、RMMについては70代でガクっと比率が少なくなるのに注目。やはり若い頃からRMM(または前身のレイルマガジン)があった60代以降*1の世代と、そうでない70代との違いでしょうか?
★前回同様に(いや、前回以上に)海外ナロー模型雑誌を買われている方は少ないですね。昔だったら銀座の天賞堂だったり渋谷の東急ハンズだったりでこういった洋雑誌が置いてあって、ちょっと買ってみる…という事もあったのですが、今は置いてある店自体が少ないのもあるでしょう。そもそも外国型ナロー、特にアメリカ型ナローの人気が昔程ではないのかもしれません。
その4に続く

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*1:レイルマガジンの創刊が1983年、RM MODELSの創刊が1995年