昨年末に実施した「軽便鉄模アンケート2017」、何と75名の方にご回答頂きました。ありがとうございました。
前回2014年が52名でしたので、大幅増であります。
さて、アンケートの結果について、数回に分けて「分析編」としてお送りしたいと思います。
まずは「年齢」と「鉄道模型に占めるナローの割合」について。
Q7:あなたの年齢は?
10代 | 3名 |
20代 | 8名 |
30代 | 4名 |
40代 | 17名 |
50代 | 22名 |
60代 | 17名 |
70代 | 2名 |
前回2014年のアンケートでは50代が最多で次が40代でした。今回も50代が最多でしたが、その次が40代と60代が同数という結果に。
おそらく前回50代だった方の少なくない人数が、60代に突入したからでは?と思われます。
ちなみに9年前の2008年のアンケートでは40代が最多で、50代はその半分以下でした。当時の40代が今50代になっている。つまりある特定の世代が昔も今もナロー鉄模界で多数派…という事なのかも。これは10年先、20年先を考えると少々不安であります。
そのような中、10代、20代の若い世代の方がおられるのは心強い限り。トミーテック猫屋線の発売で気軽にナローを楽しめる様になった事もあるでしょうが、それよりも近年の若手ナローゲージャーの活躍が同世代に影響を与えているのではないか?と想像しています。
その一方で、30代の方が少ない(20代の半分)事は気になります。
Q1:あなたの鉄道模型に占めるナローの割合はどれ位ですか?
0%〜9% | 3名 |
10%〜19% | 5名 |
20%〜29% | 2名 |
30%〜39% | 3名 |
40%〜49% | 8名 |
50%〜59% | 5名 |
60%〜69% | 7名 |
70%〜79% | 4名 |
80%〜89% | 9名 |
90%〜99% | 16名 |
100% | 13名 |
全回答者の平均値は、前々回2011が70.3%、前回2014年が74.04%、今回2017年が63.86%。つまりナロー割合が下がっている事になりますが、これはやはり猫屋線の影響(=ナローにもちょっと手を出してみた人が増えた)でしょう。
その一方で、相変わらず80%以上(つまりナロー専業に近い)と答える方が多いです。
また、40〜49%の人と、60〜69%の人が多く、グラフを見ると間に50〜59%を挟んで凹型になっています。
これは、ナローに力を入れているけれども専業ではない方々が、「本線物が主」と考えている人(=40〜49%の人)と、「ナローが主」と考えている人(=60〜69%の人)に二分されているからではないか?と思います。
(その2に続く)
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