軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

国際鉄道模型コンベンション(JAM2016)の個人的感想

★JAM(国際鉄道模型コンベンション)もいよいよ残すところあと1日。個人的レポートは後日まとめますが、備忘録として思った事や感じた事、気が付いた事を書いておきます。

運営はしっかりしたが、大手メーカー展示がイマイチ?

★日本鉄道模型の会から井門コーポレーションに運営が移管された事で、昨年からイベント運営が格段にしっかりしたのですが、今年もそれは変わらず。また、昨年運営が改善されたのを見て、参加を取りやめていた団体が「戻ってきた」のもあるのでしょうか? 今年のモデラー展示は良かったなぁと思います。
★小規模業者向けの「レールマーケット」も盛況。これについては年末恒例の「さいたま鉄道模型フェスタ」を運営するワールド工芸が幹事としてまとめているとの事で、実質「夏のさいたま」になっています。
★一方、大手メーカー系展示については「物足りない」「つまらん」という声があるのも事実。8月は銀座松屋でのNゲージショウや、同じくビックサイトで開催される鉄道模型コンテストもある事で、新製品発表もそちらで出し尽くしてしまったのもあるでしょう。

展示内容と物販がチグハグ

★JAMってイベントが何なのか? 敢えて一言で言うと「凄いジオラマ(正確にはレイアウト)が見れるイベント」だと思うのですよね。今回で言えば、激団サンポールであり、下総鉄道であり、木こり鉄道であり、鉄ちゃん倶楽部であり…。ともかくレイアウト系の展示が非常に多いイベントなんですけれど、どうも主催者や出展メーカー、出展業者はそれを解っていない気がするのです。
昨日小泉さんに言われて気が付いたのですが、ストラクチャーや線路を売っている出展業者が少ないのです。会場で優れたレイアウトやモジュールを見て、「自分も作りたい!」とその気になって、「ではさっそく線路やストラクチャーを買って帰ろう」と思っても、売っていないのですよね。シーナリー用品ではモーリンが出展していますが、それ位でしょうか…。
★ぽちやポポンデッタの中古コーナーには人が群がっていましたが、よく見ると人気があるのはジャンク品。実はブックケースに入ったセットはあんまり売れていない様に見受けられました。イベントに来て「何か買いたいよ〜」と思っても、中古でも1万とかするNゲージ車輌セットをホイホイ買いますかね? 「せっかく来たんだから何か買いたい」という物欲を満たしてくれるのは1両単位でバラ売りされているジャンク車輌なんだと思います。

レイアウトは現物を見るのが一番

★今年のJAMでは、雑誌(TMSやNマガ、RMMなど)に掲載されたレイアウト作品をいくつも拝見しましたが、どれも雑誌で見る以上に素晴らしかったです。雑誌の誌面やネットでは、本当の素晴らしさの半分も伝えきれていないのではないかな…と思いました。レイアウト派、情景派の人は、入場料+電車賃を払って見に行く価値があると思いますよ。

その他備忘録

  • ナローガレージ(レールマーケットに出展)では、ミニトレインズのコッペルのトレインセット(コッペルと貨車のセット)がよく売れたとの事。池田邦彦氏の書籍「机の上の小さな鉄道レイアウト作り」で紹介されていたのが理由の模様。
  • 日本鉄道模型の会による「鉄道模型功労者」は水野良太郎氏だったらしい(今日確認してきます)
  • 毎年恒例の記念品のNゲージコンテナ貨車、並んで整理券をゲットしなければ買えないものと思っていたら、昨日夕方物販コーナー(トミーテックでなく、主催者側の)で普通に売っていて拍子抜けしました。