軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2011年7月のまとめ

今年の夏は暑いですね〜。節電の為クーラーなどがあまり効いていない事も暑さに拍車を掛けています。そんな訳でやる気がまったく出ない今日この頃ですが、7月最終日の今日は夏が終わって秋になったかと思う涼しさではありませんか! 涼しくなった事で多少復活したやる気を投入して「今月のまとめ」を書いてみたいと思います。

今月のイベント

★7月14日に第17回JNMAフェスティバルが東京・浜松町にて開催。そもそもはNゲージのイベントでしたが、近年はナロー関連メーカーの出展も多くなっています。また、今年はNナロー製品が複数登場したのがナローゲージャー的には興味深いところです。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

今月の話題

Oナローモジュールクラブの会合にて、かねてより製作中であったOナローモジュールの接合会が行われ、その模様がブログにアップされています。

ワタシも同席させて頂きましたが、合体するとなかなかの迫力。この形で来月のJAM(国際鉄道模型コンベンション)のNGJ(ナローゲージジャンクション)のブースにて展示運転される予定です。
★10月に開催される第7回軽便鉄道模型祭の概要と出展者が公式ブログにて発表されました。

出展者は昨年とほぼ同様ですが、「南軽出版会」なる気になる名前がありますね…。
杉山模型がかねてから製造を進めていたHOナローのダージリン蒸気機関車ですが、ついにその画像が同社ホームページにアップされました。

8月19日から開催されるJAM(国際鉄道模型コンベンション)にて発売開始されるようです。
★ナローガレージの掲示板にて、同社が開発を進めていたOn30の「ミニクリッター」の試作品の画像が公表されています。

ホワイトメタルによるキットで、動力は天賞堂パワートラックWB-24.5との事。
★上で述べた通り、JNMAフェスティバルではNナロー製品が複数のメーカーから出展され、ちょっとしたブーム(?)になってきた感じがします。今までNナロー製品を発売してきたトーマモデルワークス、ワールド工芸銘わぁくすに加え、あまぎモデリングイデアがイベント限定とはいえ下津井電鉄の車輛をNナローで発売*1。今後Nゲージ系金属キットメーカーのNナロー参入が続くのかもしれません。
★トーマモデルワークスがNナローコッペル、及びHOナロー6.5mmコッペルの製品化を予告、試作品の画像もアップされています。

★Nナローといえば、モデルスIMONが商品在庫ページなどで、Nナロー6.5mm製品を「N762」と表記するようになっています。同社が1/87・12mmゲージの呼称をそれまで用いていた「HOj」から「HO1067」に変更、それに伴い1/87・9mmナローについても「HO762」と表記するようになっていました。それと整合性を取る意味で「N762」としたものと思われますが、論議を呼びそうです。
★あららぎさんが驚きと共にツイッター上で紹介されていた以下のブログ記事

中古店にて乗工社のシェイの未塗装完成品の中古をなんと5000円でゲットされたという話。ヤフオクあたりだとその十倍位の値段がついてもおかしくないので、びっくりされる方も多いでしょう。

今月の新製品

★以前より試作品が各種イベントで展示されていた、道楽ぼーずの力作、Oナロー「グランビー鉱車」がいよいよ発売となりました。

この製品の最大の魅力は、実車通りに転倒装置を使って走行しながら鉱石を下ろす事が出来るという点。これは動画でご覧になって頂いた方が良いと思います。

★先月末ぎりぎりに発売になったペアーハンズのHOナロー「磐城炭鉱自動軌道車」キットですが、例によって?浜リンさんが製作リポートをアップされています。これから買われる方、既に買われた方はご覧あれ。

★モデルワーゲンがHOナロー「杉沢の酒井製5tDL」の改良再生産と「杉沢の鋼製運材台車」の新発売を予告。現在予約受付中です。

★アルモデルが完成動力ユニット「アルパワー」「アルボギー」を発売しました。

いずれもグリーンマックスの動力台車パーツと自社のアルモーターを組み合わせた動力ユニット(完成品で組立調整済)で、特に2軸のアルパワーの方はナロー9ミリの小型機関車用として利用価値大と思われます。
★クラシックストーリーがHOナロー用「尾小屋の庫(くら)」のキットを発売。いつもの通りレーザーカットによる木製キットです。

ワールド工芸Nナローの尾小屋キハ2の完成品、同じくNナローの静岡鉄道キハD5(ボギーのディーゼルカー)、西大寺鉄道キハ5(単端)のキットが発売になりました。
★6.5ミリゲージのナローが現実的になってきた背景には、日本型Zゲージ製品が多数リリースされ、ロクハンが6.5mm線路システムをラインナップした事があるのは言うまでもありませんが、そのロクハンが今までの最小半径だったR95よりも一回り小さい半径R70の曲線線路も製品化。7月末に発売となりました。

半径R70の6.5mmゲージ線路、どう考えてもZゲージ用というよりNナロー&HOナロー6.5mm用にしか思えないのですが…
★銘わぁくすよりNナローの栃尾電鉄電車セットA」が発売。下回りは市販Zゲージ製品を流用する車体キットで、モハ207・モハ212・サハ301・クハ102の4輌セットです。

今月のメディア

とれいん8月号ではskt48さんが冒頭に登場。ホビールームや作品が紹介されています。また、skt48さんの「蕗狩通信」、畑中シェフの「6.5mmレイアウトを作ろう!」も引き続き連載中です。

とれいん 2011年 08月号 [雑誌]

とれいん 2011年 08月号 [雑誌]

なお、連載「蕗狩通信」の間違いについてskt48さんがご自身のブログにアップされています。該当号お持ちの方はご一読を。

鉄道模型趣味(TMS)8月号では2011TMSレイアウトコンペの結果発表が掲載。ナローのレイアウトもいくつか入賞していました。誌上発表が楽しみであります。

鉄道模型趣味 2011年 08月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2011年 08月号 [雑誌]

★実物関連の書籍・雑誌では、レイル79号にて「終末期の簡易軌道見聞記」が掲載されました。
レイル〈No.79〉

レイル〈No.79〉

また、レイルロードより「私が見た特殊狭軌鉄道 第1巻」が刊行されています。

私が見た特殊狭軌鉄道 第1巻

私が見た特殊狭軌鉄道 第1巻

みのるさんがブログにて両方を、西南海観光鉄道さんがツイッター上でレイルの方をレポートされています。

★今月は製品に関する話題が多くなってしまいました。来月はJAMコンベンションがあるので、ナロー関連各社からさらに新製品が出てくるのかもしれません。この夏は猛暑ですが、ナロー鉄模界も猛烈に暑くなりそうな予感…
それではまた来月!

*1:限定品だった為か、現在同社のサイトには掲載されていないようです。模型各誌のJNMAレポートに写真が掲載されています。