軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

第7回軽便鉄道模型祭の個人的レポート(その2・気になる製品)


第7回軽便鉄道模型祭のレポート第2回目は、会場で見かけた気になる製品編であります。

記念製品・松岡10tDL


製品…と言って良いのかどうか分かりませんが、今年の記念製品は「関電松岡10tDL」。説明書を見ると「木曽のキャブフォワード4(?)」とも書かれていますが、これは説明書のレイアウトやフォントも含めてモデルワーゲン製品のパロディですね。ワタシも買わせて頂きましたが、長者丸氏による説明書欲しさに買ったようなものでして…(笑)。もっとも説明書は訂補版が軽便祭公式ブログからPDFでダウンロードできます。→(【第7回】木曽の関電松岡10tDL エッチング板 補足情報 : 軽便鉄道模型祭 公式ブログ 〔Japanese Narrow Gauge Modeling Festival〕
推奨動力装置は3種類ありますが、一番簡単かつ確実なのはアルモデルのアルパワー16A。上回りエッチング板と動力装置両方を買っても7000円でお釣りが来ます。

道楽ぼーずのバリケードとガードフェンス


今回個人的に一番ツボだったのは、道楽ぼーずのOナロー用1/48「A型バリケード」「ガードフェンス」。エッチングと真鍮丸棒によるキット(デカール入り)で、付属の冶具がミソ。1/43ミニカーと組み合わせて刑事ドラマのカーチェイスシーンを再現…なんていうのも良いかもしれませんが、それだったらむしろ1/64バージョンが製品化希望!なんて思ったり。それはともかく、説明書を見ると「この説明書は1/48で製作しました。1/80・1/87も共通です。」との文言があるので、1/80〜1/87バージョンもそのうち発売されるのではないかと推察されます。

北野工作所のレイアウトボードと道床


銀座軽便倶楽部ブースで販売されていた北野工作所のレイアウトボードや道床類。コンさんが一押ししておられました。レイアウトボードは写真用のパネルと比べてしっかり出来ていましたし、「線路路盤嵩上げキット」(真ん中あたりに写っています)も起伏のあるレイアウトには便利そうです。
頂いたチラシによれば…

レイアウトボード 道床など 木工製品制作相談レイアウトボード 分割式・固定式 ターンテーブル穴なども加工可能です
木製道床 各種ゲージ 直線・曲線・ポイント用など
木製車両屋根板 MDF(中密度繊維板)を使い5枚程度から作成します
車両展示・飾り台 車両に合わせたサイズで制作可能です
見積り・お問い合わせ 北野工作所
TEL:06-6701-9723,080-3031-5182
e-mail:kitano.kousakusyo@gmail.com

クラブでモジュールレイアウトを作る時など、規格を決めたらまとめて依頼してみると良いかも。また木製屋根板も5枚から作成してもらえるのであれば、手間暇かけてあちこちの模型店を探して回ったり、既製品を作る車両に合わせて幅を詰めたり厚みを削ったりするより、特注してしまう方が合理的かもしれません。ちなみにホビダスで販売されているNゲージ路面モジュール用ボードの製造も請け負われているとの事。

トーマモデルワークスの炭車

すでにブログで予告がされていましたが、台湾の基隆炭鉱の炭車(HOナロー)の試作品が展示されていました。


こういった貨車を一体キャスティングで作るというのは今までありそうで無かった気がします。プラのインジェクションでは当たり前ですが、ホワイトメタルのキャスティングでもこういう製法にしてもらうと、組立が楽で助かりますね(貨車は数多く欲しいですから…)

HOナロー6.5mm/Nナロー6.5mmのコッペルについては前回のレポートでご紹介しましたが、部品構成はご覧の画像のようになっています。よく考えられた製品で、購入された品の完成率の高さが設計の良さを物語っています。

この他にもいろいろと面白い製品がありましたが、今回は他の方があまりレポートされていない品を主にお送りしました。この他の製品については以下のレポートリンク集から他の皆さんのレポートをご覧ください。