軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

トーマモデルワークスのOナローコッペル(3)


Oナロートーマコッペルの工作ですが、ちょこちょこと進めています。
今週はホワイトメタルパーツ類と、パイピングの取り付けを行いました。説明書には簡単にしか書いてありませんが、各ホワイトメタルパーツには必要に応じて取り付け穴の類を自分で開けてやる必要があります。穴を開けるべき個所にはポンチマークがモールドされているので、ピンバイスでぐりぐりと穴を開けておきます。基本、パイプや線材がささる個所は穴を開けて差し込む形になります。

ホワイトメタルパーツとパイピングの取り付けは、ハンダ付けではなくゴム系接着剤と瞬間接着剤を使って接着しました。エポキシや最近流行り?のセメダインスーパーXは固まるまで仮止めする必要がありますが、ゴム系は粘着力があり、さらに完全硬化までは位置を多少調整できるので、案外使いやすいものです。
そうそう、一点注意として、パイピングその他でキャブの内側にはみ出した部分は切り取っておかないと、床板に取り付けた炭庫部分(C7)と干渉して上下が組立られなくなります。ご注意を。

動輪には塗装した輪芯をはめ込み、クランクピンとサイドロッドも取り付けました。
ホワイトメタル製の輪芯は車輪に対してキツキツで、そのままだと一度はめ込んだら抜けなくなります。もし仮組しようとしてそのような事をやってしまった場合、車輪を軸から抜き(ワールド工芸製品と異なり、車輪の軸のはめあいは抜こうと思えば抜ける位になっています)、車輪の裏側のパイプ状になった軸に棒状の物を突っ込んで押し出すのが良いでしょう。表側から引っ張り出そうとすると輪芯を痛めてしまう恐れがあります。
そのような訳で、輪芯はまず周囲を耐水ペーパーで磨いて車輪に軽くスルリと入る様に調整し、塗装して車輪に取り付ける前にも再度周囲を磨いて(塗装膜の厚みでキツくなっている筈)調整しておくと良いでしょう。
輪芯、ロッドピン、絶縁ブッシュ共に嫌気性接着剤(コニシボンドの「ネジやま救助隊」)を使って接着しました。サイドロッドは丸穴式でなくはめ込み式を使いましたが、特に問題なくスムーズに走っています。あおのさんの記事で、このタイプのサイドロッドを使ったらスムーズに走らなかった…とあったので恐る恐る組み立ててみたのですが、特に問題は出ず一安心。イコライジングを組み込んだりすると無理が出るけれど、素組する分にはまったく問題ないのではないか…と考えております。なお、サイドロッドの組立方法についてはトーマさんのブログで詳しく解説されているので、そちらもご覧下さい。

上の写真でご覧の通り、モーターには先日発売になったアルモデルのフライホイール(モーター軸1.0mm用)を取り付けてみました。キットに入っているモーターはアルモーターの新型・RS-0811の片軸タイプですが、フライホイール取り付けの為に両軸タイプのRS-0811Wに交換してあります。フライホイールを取り付ける事によってキャブインテリアは多少犠牲になりますが、キャブ内に人形でも乗せておけばバレないでしょう…と思っております。