軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2015年4月のまとめ

桜も咲き終わり、季節はすっかり春。ゴールデンウィークに突入しましたね。
大型連休でまったり模型作りを楽しんでおられる方も多いでしょうが、ワタシは仕事で出勤ですよ(トホホ)
そんな個人的な恨みごとはさておき、2015年4月のまとめをお送りしたいと思います。

今月のイベント

★毎年恒例の「鉄道模型市」が4月29日に東京・浜松町で開催されました。詳しくは以下のリンク集をご覧ください。

今年は例年以上に人が多かった印象がありました。また、会場である東京都産業貿易センター浜松町館が再開発に伴い閉館となるため、来年からは会場が変わるとの事。

今月の話題

★今まで使用していた目黒さつき会館が閉館・解体されてしまい、どこで開催されるかが注目されていた「軽便鉄道模型祭」ですが、今年は10月4日(日)に人形町の綿商会館で開催される事が発表となりました。

綿商会館はアマチュア主催の趣味系イベントでよく使われる会場。事務局によればさつき会館よりもスペースが増えるようで、今から楽しみであります。
★日本に残る数少ないナローゲージの営業路線、近鉄内部・八王子線が4月1日より「四日市あすなろう鉄道」に移管されました。

これを記念してwebサイト「津島軽便堂」さんでは、内部・八王子線のページをリニューアル。1970年代〜80年代の写真を大量にアップされています。

近鉄時代に水害で廃止された八王子線末端区間の情景写真も多く、レイアウト心が刺激される事請け合いです。
しかし、北勢線三岐鉄道に移管され、内部八王子線四日市あすなろう鉄道に移管された事により、ついに「近鉄ナロー」が無くなったのかと思うと、いろいろと感慨深いものがあります。

今月の新製品

★トーマモデルワークスより、HOナロー「13トンシェイキット」が発売になりました。

もっとも、初回ロットは予約受付開始後半日も経たないうちに売り切れ。現在は6月生産分の予約受付中です。ナローファンがHOナローのシェイの模型を如何に渇望していたかが解ります。
本キットの監修者であるSHAY生さんのブログでは、さっそく組立記事がアップされていますので、参考にされると良いでしょう。

★モデルワーゲンからはHOナロー「木曽の富士重工製小型モーターカーII」が発売。以前発売された品の再生産品ですが、今回からは動力ユニットとしてKATOのNゲージポートラム富山ライトレール)の動力を使うのがポイント。

★ナローガレージからはシーライオン工房のHOナロー「駒形石灰の加藤5トン」キットが発売。同店取り扱いの動力ユニットPowerMax!を使うキットとの事。

★ペアーハンズからはOナロー小型カブースと小型タンク車キットが発売。同店のブログに写真が出ています。

今月のメディア

鉄道模型趣味 2015年 05 月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2015年 05 月号 [雑誌]

鉄道模型趣味(TMS)誌2015年5月号では、KBMC服部さんのHOナロー尾小屋鉄道モジュール「秋の日の金平」が掲載。今年の軽便祭のKBMCは尾小屋がテーマでしょうか? もうひとつのレイアウト記事もナローで、HOナローレイアウト「筑後軽便鉄道」。700×400mmと手頃なサイズのレイアウトです。
ナロー関連では、いのうえ・こーいち氏の連載「模型のためのエッセンス」が「コッペルに続く軽便機たち」のタイトルで、おなじみコッペルに似ているけれども、違うメーカーのナロー蒸気機関車の実物を取り上げています。

今月の気になる記事

★「日々是工日〜ナロー&トラクション・モデリング」さんが以前アップされた「祖師谷軽便、そしてあの頃〜」は日本のナローの創世記の貴重な体験談及び資料でしたが、4年ぶりにその続きがアップされました。

記事中では、さーくる「軽」発足の挨拶ハガキ(未発表の第二次祖師谷軽便が写っている)が採り上げられています。さーくる軽は日本初の本格的ナロー製品である「ダックス」を生み出した87分署の母体の一つであり、もし、さーくる軽なかりせば、ダックスも生まれず、乗工社も生まれず、ナローゲージモデリングは日本でここまで定着していなかった事でしょう。

さて、明日からは5月。いろいろと新製品が発売された事ですし、皆さんによるレポートや作例を期待したいところ。是非ともブログやSNSで見せてくださいませ。
ではまた来月!