先日の「古典蒸機模型祭」の後、「蒸機工作の後継者難」の話題が出たのでありますが…
古典祭で出品されていたKKCの皆さんの作品のような凄い物はいきなり作れないでしょうが、上の画像のような単純かつシンプルな蒸機だったら、何となく作れそうな気がするのでは?
上の画像の蒸機模型ですが、ベテランの方にはお馴染みのつぼみ堂模型店の森林Bタンク。HOゲージ(16番ゲージ)の小型機として多くの人に親しまれ、数多くの16番小型レイアウトで活躍した名機であります。ナローゲージが一般化する以前は、このつぼみ堂のBタンクを軽便に見立てて遊んでいたのでありました。今野さんが以前、鉄道模型趣味(TMS)誌に「Bタンクを作ろう・小型蒸機のABC」というBタンクの製作方を連載された事がありますが(TMS571〜577号)、その作例のBタンクのプロトタイプでもあります。
昔は製品もこんな単純なものだったから、「自作してみよう」という気になったのかもしれません。純粋に工作を楽しむのであれば、別に最近の細密な市販製品に匹敵するようなディテールでなくても良いような気がする今日この頃であります。