軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

Oナロー木曽ワークカー(ペアーハンズ・木曽モーターカー18号)(3)


2月に塗装したペアーハンズの木曽モーターカーですが、このゴールデンウィークにようやく完成しました。

前回塗装がほぼ完了しましたが、一点忘れていたのがドアのHゴムの色入れ。タミヤアクリルのNATOブラックを面相筆で塗りました。はみ出さすに塗る事は不可能なので、薄めに溶いた物を何度か重ね塗りし(濃いめの塗料で一発で塗るよりはみ出しが目立たない)、はみ出た部分は先細綿棒や爪楊枝の先に専用溶剤をしみ込ませたもので拭いとりました。

このキットはそのまま作ると荷台の床の表現がありません。そこで手元にあったプラ板から荷台の床を現物合わせで切り出しました。人形はタミヤの1/48・ソビエトカーゴトラックに入っているものを加工。JALCOの皆さん言うところの「退役軍人」であります。

室内の表現ですが、キットには運転室の座席とメーターパネルが含まれています。これらをユニット式にまとめる事とし、まずはプラ板を現物合わせで切り出して検討。

最終的にこのような感じとなりました。室内にはみ出しているエンジンカバーも表現してありますが、実車の写真を詳細に調べた訳ではなく、同種のモーターカーの室内写真を基にそれらしく適当にでっち上げました。椅子とメーターパネルはキットに含まれているエッチングパーツ。それ以外はプラ板と真鍮線です。

荷台の床は写真では下回りの上に直接置いてありますが、キットの構造上、上下をネジ止めして組み合わせてから上から載せる形となります。

出来上がった室内ユニットを塗装。色はどうするか悩みましたが、室内も車体外側と同じ色に塗られているのではないかと推察して、同色としました。

椅子とメーターに色入れし、塗装した乗務員を乗せました。

車体に窓ガラス(エコーの0.4塩ビ板使用)をゴム系接着剤で貼りつけ、最後にワイパーを取り付け。キット付属のエッチングパーツを使うつもりだったのですが、取り付け途中でどこかへ飛ばしてしまい、泣く泣く真鍮線で自作しました。目分量で適当に作ったので左右で寸法が微妙に違うのですが、そこは妥協して取り付け。

上回りと下回りをネジ止めして、無事完成と相成りました。


ちなみに側面のドアは開閉可能。無理なくこういったアクションを楽しめるのも、Oナローならではかも。

今調べてみたら、この製品が発売されたのは2012年6月、たしかその年のJNMAフェスティバルの時に購入し、着手したのが2012年9月。一年半も掛っている訳ですね。その大半は机の上で放置されていた訳ですが…。
一応、これで完成としましたが、人形の追加、荷台への荷物搭載、レタリング(当軌道でもプロトタイプと同じく18号となる予定)などが残っています。というわけで、まだまだ工作を楽しめそうであります。