軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

TMS1965年2月号を読む(前編)

早いもので1月も半ばを過ぎ、気が付けば明日はもう20日。つまりTMS(鉄道模型趣味)誌の発売日であります。ということでさっそく某所で一足先に2月号をゲットしてきました。
表紙は「レールサウンド装置付C54」。DCCサウンドでしょうか? 機関車の手前には「レールウェイ・サウンド・シリーズ 模型を動かすための音」というCDが写っています。こんなCDが出ていたとは知りませんでした。しかし真っ黒なCDって珍しいですね…。
…あれれ、これはCDではなくて、今ではすっかり珍しくなったレコードではありませんか。今時レコードとはどうした事かと思って再度表紙を見てみれば、2月号は2月号でも1965年2月号と書いてあります!。
というわけで、今から50年前鉄道模型趣味誌1965年2月号(200号)を見ていきたいと思います。
★表紙になっているのは久保田富弘氏によるC54型蒸気機関車(1/80 16.5mm)。カツミのC51キット(初代)をベースに改造を加えてC54化。ラジアスロッド可動装置とレールサウンドシステムを組み込んだ作品です。レールサウンドといっても、この頃はDCCはもちろん、PFMサウンドシステムも存在していなかった時代。車輪の回転とサウンドを同期させるコンタクトも取り付けられておらず、単にテープに録音した音を流すというもの。当時ビクターから発売されていた「レールウェイ・サウンド・シリーズ第7集・模型を動かすための音」というレコード(監修は鷹司平通、三浦慶一、山崎喜陽の三氏)の音をテープに編集して用いているとあります。
★「エッチング板工作の手ほどき」と題して、中村汪介氏による「キハニ5000の作り方」が掲載されていますが、このエッチング板は今のものと異なり「抜けていない」エッチング板。この板は鉄道模型社から発売されていたものですが、60年代から80年代にかけての模型誌上で作例をよく見た記憶があります。
★「切り継ぎマニアのメモから」は河村かずふさ氏による記事。キットを切り継いで別形式にする改造プランの記事で、キハ25×2→キハ52、オハフ61→キクハ45、キハ10→奈良電デハボ1200、市電→京浜急行デハ230、東海型クハ153→クロ157、モハ100→近鉄モ6800の6プランが紹介されています。1980年代のグリーンマックスのカタログで同社Nゲージプラキットの切り継ぎ改造プランがよく掲載されていましたが、実はそのルーツはこの河村さんの記事にあるのではないか?と思います。
★レイアウト関連では二井林一晟氏による16番トロリーレイアウト「瑞穂電気軌道」が掲載。本号から連載されたこの記事は、のちに「レイアウト全書」に再録されましたので、そちらでご覧になった方も多いでしょう。
★この他に、宍戸圭一氏による「連結器と貫通幌談義」、坂本衛氏による「ポイントの定位と反位」、河田耕一氏によるシーナリーガイド「冬の島ヶ原-関西本線の小駅-」、さらに200号ということで「200形のバラエティ」「200号記念レイアウトデザインコンペ入選発表」「200冊の読者は語る」といった記事が掲載されています。いずれも今読んでもよい記事なのでありますが…
実は本雑記帳で紹介したいのはそれらではなく、編集部の赤井哲朗氏が書かれたある記事と、そしてあるメーカーが掲載した広告なのであります。
後編につづく)