- 日程:2017年4月1日(土)〜16日(日)
- 会場:さかつうギャラリー
- ジオラマ ミニチュア 情景模型 - イベント情報(さかつうギャラリーWebページ)
巣鴨のさかつうギャラリーで開催されていた「宮下洋一作品展・2」を見に行ってきました。
★ブログに画像をアップしまくろうと思ったのですが、帰ってからデジカメのメモリーカードを参照してみたら…あれれ、数枚しか撮っていないではないですか。作品をこの目でじっくり拝見するのと、作者である宮下さんのお話を聞くのに夢中になって、殆ど撮影していなかったのです。という訳で、画像については他の方々のレポートを参照して頂くとして、今回作品を拝見して感じた事を書いてみましょう。
★宮下さんの作品を評する時「作り込みが凄い」という言葉がしばしば用いられますが、我々が宮下作品を見て魅力的に感じるのは、作り込みの部分「だけ」でしょうか? どうも違う様に思います。箇条書きにしてみますと、以下のような部分ではないかと思います。
- 並行・直角でない
- 地形が先、建物は後
- いかにもありそうな風景
- アクセサリーの多用
- 自然な色調
★「並行・直角でない」=宮下作品の大半のセクションが線路や建物が並行な配置ではなく、斜めになったり曲線を描いたりしています。今回上に画像をアップしたセクションも線路は緩くカーブしています。また、地形のデザインも注意が払われており、見ごたえのあるセクションになっています。
★「地形が先、建物は後」=ストラクチャーを先に作って置く場所を探しているのではなく、地形や場所に合わせてストラクチャーを製作されています。でもって、奥行きをデフォルメして圧縮したり、場合によってはレリーフ状にしたり、バッサリカットしたり(そして断面から室内が見えるようにしてみたり)されています。これにより、限られたスペースを有効活用されていますし、だらけた感じが無いのです。
★「いかにもありそうな風景」=ストラクチャーもシーナリーも「いかにもありそう」というものになっていますが、これは宮下さんの引き出しの深さ故でしょう。あちこちの建物を(鉄道施設以外も)撮影されている為、ネタ(=プロトタイプとなる建物の画像)を大量に保持されているのです。
★「アクセサリーの多用」=ストラクチャーについては上記の理由もあってか自作している品が多いですが、アクセサリー類には市販パーツを効率的に使用されています。1/80〜87であっても、エコーの各種パーツや海外メーカーの製品がいろいろと存在していますが、それらを上手く使いこなしています。
★「自然な色調」=そして、色調の自然さ。全体的にトーンが統一されているのです。ウェザリングには粉(パステル等)だけでなくエアブラシも多用されているとの事。それが一因かもしれません。
★今回の展示でセクションの上に載せられた電車は、1982年の鉄道模型趣味(TMS)誌に発表された自由形電車群。今から40年近く前に製作されたペーパー電車なのですが、今見ても素晴らしい出来です。また経年による劣化も見られませんでしたが、補強その他がしっかりとしているからでしょうか?
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