軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

バックマンC型DL改造軽便機関車


★「今日の工作」とは名ばかりで、実は10年以上前の旧作なのですが、バックマンのNゲージC型DL改造のナロー機関車をご覧頂きます。
★栂森さんがブログにアップされていた「巨大スイッチャー」を拝見して、同じような物を作っていたのを思い出し、机の中から引っ張り出してきました。
★昔からのナローゲージャーの方ならご記憶かと思いますが、TMS(鉄道模型趣味)誌に赤井哲朗氏が執筆された記事にあったDLをほぼマネして作った物。確か1975年の8月号だったような気がします(該当号は実家の本棚の中なので正確には判りません)。丁度その頃、香港製のバックマン製品がトミーの手により輸入販売されるようになり、このC型DLも「トミーナインスケール」のC型DLとして国鉄型DLの塗装を纏って売られていたのでした。
赤井氏の記事がキッカケになったのか、C型DLはナローのネタとして当時のナローゲージャーに親しまれ、改造されたのでありました。
★この時代は「ダックス」から2年が経過し、乗工社がようやく登場した頃、バリキットやリリプットのクラウス・リンツの蒸機やロコインターのDLも日本型に見立てて使われ、エガーバーンもコレクターズアイテムではなく現役として(入手は既に困難でしたが)レイアウトで使用されていた頃。あまり「巨大」という印象はありませんでした。
ロコインター(後ロコ)のDLや乗工社パワーユニットの加藤(通称「ヤスガトウ」)と並べてみましたが、そんなに違いはありません…つまり今からするとどれもこれも「巨大」な訳ですな。

★C型DLはトミーナインスケールからトミックスに移行してからも売られていましたが、KSKCタンク(こちらもナローのネタとして親しまれていました)と一緒に1980年代初頭にトミックスのカタログから消え、Nゲージャーだけでなくナローゲージャーも大いに悲しませたものでした。
もっともC型DLの方はアメリカではバックマン製品としてその後も売られ続けていた訳ですが。
★ご覧の拙作は1990年代に入ってから製作したもので、アメリカから通販でバックマンC型DLを取り寄せて、それを改造したもの。トミーで売られていた当時とは動力装置が改良されていて、台車側枠がプラだったのがダイカストになっていたりします。もっとも走りは大して良くはないです。
バックマンC型DLは、後に模型問屋の三ツ星商店が特注でトミーナインスケール時代の塗装(つまり国鉄色)で特注して自社ブランドで発売し、さらにその後、河合商会が自社のラインナップに加えて貨車とのセットで発売していますので、最近のNゲージャーの方でもご存知かと思います。もっとも昔のNゲージ少年=現在のNゲージ中年が、昔を偲んで買う懐かしアイテムなんだと思いますが…。
★しかし、最近のHOナローの機関車は小さくなりましたね〜。