軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

第12回国際鉄道模型コンベンション(JAM2011)の個人的リポート(その2・レイアウト編・後編)


今年のJAM(国際鉄道模型コンベンション)の個人的レポートの2回目。前回に引き続きレイアウト編をお送りします。

ガード下のラーメン横丁


毎年グループ名が変わりますが(昨年は「友の湯のある街」でした)、個性的な作風で一目でわかります。Oゲージのショーティーで絵画的なタッチが特徴。

昨年と同じレイアウトの様でいて、実は作りなおされているそうです。人形も多数配置されて雰囲気を盛り上げています。車輛もストラクチャーも人形も全て自作されており、それ故に全体が統一感のある仕上がりになっています。

グリーンマックス(諸星昭弘)

グリーンマックスブースには、モロさんこと諸星昭弘氏のNゲージレイアウト作品が展示されました。




▲感の良い方なら気が付かれたと思いますが、手前側のダイハツオート三輪は1/80、ルノーは1/87製品。すなわち、Nゲージレイアウトでありながら、手前側は縮尺をHOサイズにして遠近感を付けているのです。
最新号のRMモデルス誌に掲載されていますので、興味のある方はご覧あれ。

RM MODELS (アールエムモデルス) 2011年 10月号 Vol.194

RM MODELS (アールエムモデルス) 2011年 10月号 Vol.194

川口ポポ鉄倶楽部

Webサイトを拝見すると、ポポンデッタ川口店のお客さん達が結成しているクラブの様です。


▲興味深かったのは、このようにレイアウトをアクリル板でガードしていた事。観客による破損防止に効果的です。小さいお友達による破損を気にしないで済む分、手前ギリギリにセットしています。

▲こんなお店がありました。

▲峠道でカウンターを当ててドリフトしている走り屋が…。ハチロクではなくセリカXXですね。ライトがちゃんと点灯しています。遊び心あるシーンですが、車は逆ハンドル切ってサスが沈み込んでいる様子が加工して再現されていますし、周囲のガードレールやカーブミラー、道路標識の配置も理にかなったリアルなものになっています(拡大するとカーブミラーの根本部分が錆びている様子まで再現されています!)。こうやって真面目にしっかり作られているからこそ、遊びのシーンがより楽しくなっているのだと思います。

千樹会

一昨年、昨年と出展されているグループで、カルチャーセンターの受講生の有志により結成されたとの事。ミニレイアウトを主として、なかなか高いレベルの作品を出展されています。


▲女性の方の作品ですが、細部の表現や質感が素晴らしいのです(コンデジで撮影した画像では充分にお伝えできないのがもどかしい…)。走っているのはキャラメルN。

Nゲージのミニレイアウト。こちらも雪の表現が質感が素晴らしい。ナロー界ではパイクが花盛りですが、このレベルまで作られている作品は少ないです。

▲静岡のイメージを凝縮したBトレレイアウト。

▲蓋付きのケースの中に作られた9mmゲージレイアウト。蓋部分のシーナリーと本体部分のシーナリーが干渉しないようになっているのがミソ。

▲雑誌等にも度々登場される市川利勝氏の作品。派手過ぎず地味過ぎず、しかしメリハリのある色調が良いですね。

京都・奈良・東京 三都鉄道今昔物語


宇治橋 伊勢神宮」モジュール。線路の無いジオラマにも見えますが、良く見ると奥の鳥居の前に併用軌道の線路が通っています。意表を突く形態のモジュールですが、丁寧かつしっかりと作られています。

Nゲージの車輛撮影用セクション「築堤の風景」。2010年のTMSレイアウトコンペ佳作受賞作品。先日ご紹介したわりばし会&桜の木鉄道模型クラブブースに展示されていた2011年TMSレイアウトコンペ入選作「川の上を電車が走る風景」と同じ作者の方の作品です。

TT9クラブ

ここのところ毎年出展されています。TT9(1/120 9mmゲージ)の魅力をアピールされています。

▲あまり良いカットの画像がなくて恐縮ですが、昨年、一昨年と同じレイアウトなれど、少しずつグレードアップされています。

変わった鉄道模型

大型模型を中心に展示されたこのブースでは、何と言ってもジャイロモノレールが人気を集めていましたが、レイアウトもいくつか展示されていました。

イギリス型のOOゲージ(1/76 16.5mm。イギリス版HOゲージ)の路面電車レイアウト。台枠側面が石垣模様になっているのは良いアイデアかも。

レイアウトというより運転盤ですが、カムによる自動制御というギミックが盛り込まれています。ゲージは32mmでしょうか?

NGPナローゲージパーティー


Oナローのモジュールレイアウトを出展。DCCサウンド付きの車輛がゆったりと走っていました。

▲接合部分の作りはかなりしっかりしています。線路の接続部分にはHOユニトラックを使っているようです。

▲ホッパーのあるモジュール

▲このように細かいアクセサリーで情景を楽しめるのがOナローの良いところ。

うみ電★やま電

Nゲージの江の電風レイアウトを出展。今年は完成している部分がごく一部だったのが残念ですが、来年を楽しみにさせて頂きます。

▲お墓のあるモジュール。

▲実景をモチーフにしている為か、なかなかにリアルです。

★この他にも良いレイアウトがありましたが、レイアウト編はここまで。次回はJAM会場で発表・発売されたナローを中心とした新製品についてお送りします。
(つづく)