軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2013年12月のまとめ

早いもので2013年も今日で終了。大晦日ですので、紅白を見ながら年越しそばを食べるのであります。正月飾りは昨日のうちに飾ってあるし、大掃除もしましたし、年賀状も投函済み。新年を迎える準備は万端…
…あれれ、何か忘れていると思ったら、今日は2013年最後の日という事は、即ち12月最後の日。つまり今月のまとめをアップしなければなりません!
というわけで、月末恒例「今月のまとめ」をお送りいたします。

今月の新製品

★トーマモデルワークスからは、9mmゲージ蒸気機関車用動力ユニット「トーマパワーS9」と、それに被せるためのHOナロー車体キット「バグナルサドルタンク」が発売されました。

ナローに使える蒸気機関車用動力ユニット単体の発売は、昔の乗工社PU101(現在はIMONより発売)以来ではないでしょうか。しかもトーマモデルワークスの製品は比較的組立やすく、走りも良いのですから、利用価値大であります。
バグナルサドルタンクも乗工社製品が市場より消えてから久しく、歓迎されるのではないでしょうか?
★アルモデルからはHOナローの加藤4トンGL(海軍マーク付)が発売。先にOナローで発売されたもののHOナロー版。動力も新規に起こしています。

アルモデルはこの他に「スマホせんろ」なる製品も発売。iPhone用のカバーに9ミリゲージの極小エンドレスが貼り付けられているというもの。カーブの関係で走行可能な車輌は限られますが、これならいつでも運転が楽しめますね。

★モデルワーゲンからはHOナロー「鶴居の泰和製自走客車」「木曽の貴賓車&王営のNo.1客車」が発売。

木曽貴賓車に関しては、牧場さんが詳しい組立レポートをアップされています。これから組み立てる方は必見です。

★SeaLion工房からはHOナローの「酒井製作所カスタマイズド機関車」キットが発売(発売元はナローガレージ)。津軽森林鉄道の酒井製DL(自家改造されている)がプロトタイプで、上回りのみのエッチングキット。既に完売しているようです。

今月のイベント

★埼玉県大宮にて「さいたま鉄道模型フェスタ2013WINTER」が開催されました。暮れの恒例となったこのイベントですが、ナロー関連のメーカーも多数出展しています。詳しくは以下をご覧下さい。

★実物関連では、神奈川県の二宮〜秦野間を走っていた湘南軌道が動力化してから100周年という事で、地元の自治体より今月から来年2月にかけて、各種の催しが開催されるとの事。

昭和12年に廃止になった軽便ですが、未だに本社社屋が残っているというのが凄いですね。

今月のメディア

鉄道模型趣味 2014年 01月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2014年 01月号 [雑誌]

鉄道模型趣味(TMS)誌1月号にはTavata Narrow Gauge RailroadさんのOナロー鉄道聯隊のコッペルEタンクの発表記事が掲載。2012年のJAMコンベンションで大いに話題になった作品ですが、ようやく発表となりました。車体はペーパー、動力はパワトラ改造で、機関車工作に有り勝ちな「こうあらねばならない」という思いこみから自由なところが良いですね。

▲2012年JAMコンベンションにて撮影

今月の話題

塗装関連で大きな話題が二つありました。
★Mr.カラーや水性ホビーカラーでお馴染みのGSIクレオスより、新型水性塗料「アクリジョン」が発売となりました。

今までの水性ホビーカラーに変わるべく開発された塗料で、高い安全性を持ち、匂いも従来の水性ホビーカラーに比べて低減しているというもの。既に入手されて試された方々のレポートを拝見すると、使いこなすのに多少慣れが必要な様ですが(従来の水性ホビーカラーやタミヤアクリルとは性質が異なる)、住環境その他の問題で今まで塗装作業に苦労されていた方には朗報でありましょう。

★最近鉄模ファンにも愛用者の多いガイアカラーでお馴染みのガイアノーツより「イージーペインター」という簡易吹き付け用具が発売となりました。

缶スプレーとエアブラシの中間的な用具で、もともとは自動車DIY補修用としてソフト99から発売になっている品を模型用にアレンジしたものの様です。ベテラン鉄道模型ファンなら、新橋のステーションホビーの広告にあった「ジェットパック」を思い浮かべるかもしれません。
実際に使われた方のレポートを見ると、缶スプレーよりも使いやすい模様。エアブラシまでは手が出ないが、缶スプレーでは…という方は試してみては如何でしょう? 前述のアクリジョンをこれで吹けば、家庭内環境問題?の解決にも役立つかと思います。

今月の気になる記事

★ナローガレージのブログ「今日もNG」で連載されていた、3次元CADを使ってOナロー雨宮をモデリングするという記事「蒸機を作ろう」がついに完結。3次元プリンタで出力されて実体化した模型も拝見したいところです(製品化を期待している方もおられるのでは?)。