軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2014年2月のまとめ

寒い日々が続いておりますが、皆さん如何お過ごしでしょうか? 2月は思わぬ大雪に見舞われた地方も多く、雪かきその他で模型どころではなかった方も多いかと思います。
それはともかく、いくら待てども2月29日が来ず、なぜか3月1日になってしまいましたね。カレンダーによるとどうやら29日も30日も来ないようですので(←アップが遅れた事に対する下手な言い訳)、月末恒例「今月のまとめ」の2014年2月分をお送りしたいと思います。

今月の話題

★Oナロー/HOナロー製品でお馴染みのペアーハンズですが、このたび太田市竜舞駅前の店舗を改装、2階がショールームとなり、自社製品の他に各社ナロー製品取り扱い。さらにOナローのレイアウト(3200×1200mm)も設置されたとの事です。北関東のナロー鉄模ファンには嬉しいお知らせですね。

★毎年恒例の浜松町での鉄道模型ですが、公式ページが出来たようです。今年は4月29日に開催との事。

★日本でも人気のミニトレインズですが、ドイツでのメッセでHOナロー新製品を発表。0-8-0TのブリゲイドロックとHOナロー用線路/コントローラーの試作品を展示したそうです。

今月の新製品

ワールド工芸より、HOナローの東洋活性白土くろひめ号(いわゆる2号機)キットが発売になりました。以前にも同社より発売されていましたが、完全新規設計のリニューアル品との事です。

★sealion工房+プラネットモデルワークスによるHOナロー「音水の松岡4トン代燃機関車」がナローガレージより発売。エッチング+レジンによるキットで、極少量の生産の様です。

★一般的製品とは少々性格が異なりますが、kondouraさんがご自身で作成されたHOナロー用3.8車輪や秋田林鉄客車の3Dプリント用データを、DMM3Dプリントで公開されています。どなたでもこれらのデータでの3DプリントをDMMで注文する事が出来ます(要会員登録)。デジタルガレージキットとも言うべきでしょうか?!

今月のメディア

鉄道模型趣味 2014年 03月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2014年 03月号 [雑誌]

鉄道模型趣味(TMS)誌3月号では、大谷全彦氏の「35年目のリメイク・ナロー9mmのミニレイアウトと車輌たち」と題した記事が掲載。大谷さんが中学時代に作られ、1980年のTMSレイアウトコンテストに入賞したHOナロー9mmの小型レイアウト(「ナローゲージブック2」に収録)をレストアして復活させたもの。同世代の元「軽便小僧」には懐かしく思えるかも。
もう一つのレイアウト関連の記事もナローでして、スイス型HOmレイアウトの発表記事「"Schneewittchen Bahn"の建設」。約3m角のスペースにゆったりと作られており、石積みアーチ橋が見せ場です。
林信夫氏の連載「フリーランス雑感」はOナローの「ピンクのスチームカー」。和洋折衷のカブース型蒸気動車で、手元のジャンクをかき集めて自分なりの蒸気動車を作ってみたくなる方もいるかも。
本号では新たにいのうえ・こーいち氏による連載「模型のためのエッセンス」が開始。第1回目は「路面汽車はいかが」として、ダージリンヒマラヤ鉄道その他がとりあげられています。

とれいん 2014年 03月号 [雑誌]

とれいん 2014年 03月号 [雑誌]

★とれいん誌3月号のsktさんの連載「蕗狩通信」は「リバース・レイアウトの運転盤(N/HOn30)」。sktさんのブログにはその運転盤の動画がアップされていますので、あわせてご覧になるとよいかと思います。

Rail Magazine (レイル・マガジン) 2014年 04月号 Vol.367

Rail Magazine (レイル・マガジン) 2014年 04月号 Vol.367

★実物雑誌ではレイルマガジン4月号の広田尚敬氏によるグラフ「沼尻 あの夏 沼尻鉄道」が一見の価値あり。沼尻鉄道の写真は今までに多数発表されていますが、それらをさんざん見ている目からしても「そうだったのか!」と思うところがあります。

機関車表【DVDブック】

機関車表【DVDブック】

★ネコパブリッシングから「機関車表」フルコンプリート版DVDブックが発売。もともと著者の沖田祐作氏自身が自費出版として頒布されたものをバージョンアップしたもので、あまりの量の多さに印刷物ではなくDVDでの発売となった様です。
日本に存在した全ての機関車(ナローや専用線、土木工事用のものまで含む)の一覧で、主に実物研究をされている方向けの資料ですが、中には珍しい写真・図面もあり、既に購入された方からは歓喜の声が上がっています。

この手の電子版書籍は専用ソフトの必要な独自形式データだったり、不正コピー防止を図って使い勝手が悪くなったりする事が多いですが(一昔前に出ていた「マルチメディア」云々をうたったCD-ROMの類は今どうなっているでしょうか?)、本DVDは沖田さん自身がワープロで作成された文書をそのままPDFにしたものが格納されているので、プリントアウトして製本したり、スマートフォンタブレットにコピーして閲覧したりする事も可能です。

さて、2月も終わりようやく3月。これから徐々に暖かくなってくるので、皆さんの模型作りも捗るかもしれません。
それではまた月末に!