軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

杉山模型 石油発動車(マイナーチェンジ版)


杉山模型の石油発動車(HOナロー9mm)は人気が高く、多くの方がお持ちでしょう。
★南筑軌道のものをプロトタイプとしたであろうこの石油発動車ですが、当初発売された品はフライホイール内蔵の代償としてエンジンルーム(?)の部分が高くなっており、実車と少々プロポーションが違っていました。しかし生産途中でマイナーチェンジが加えられ、フライホイールを外してエンジンルームを低めて実車に近いプロポーションに改善されたのです。
★ところがこのマイナーチェンジ版は存在があまり知られていない模様。そこで今回こうしてご紹介する次第であります。

★上の側面からの比較画像を見て頂ければお分かりになるかと思いますが、相当手を加えられてプロポーションが良くなっています。エンジンルーム部分が低められただけでなく、前側オーバーハングも短くされています。また良く見てみると使用されているパーツが異なり、マイナーチェンジ版は平軸受となっています。


★動力装置は上の画像のように杉山模型の標準的なタイプ。キドマイティークラスのモーター(マシマM-16)を使っているので、安心して走らせる事が出来ます。マイナーチェンジ前はこの前側にフライホイールが装着されていた訳です。
★手元のメモによると、石油発動車が最初に発売になったのは2002年10月の鉄模連ショウ、そしてこのマイナーチェンジバージョンはとれいん誌2004年10月号で紹介されており、私はその直後に購入した記憶があります。石油発動車はオークションでも高値が付いている様ですので(しかしマイナーチェンジ版は殆ど出品されていないようです)、機会があったら再生産して頂きたい1台であります。