- 出版社/メーカー: 機芸出版社
- 発売日: 2010/05/20
- メディア: 雑誌
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★表紙にもなっている870×300mmのセクションレイアウト「田植えの里」は感じの良いセクション。平地なれど起伏のある自然な地形や、ゆるやかなSカーブを描く線路配置などが実感を高めているように思います。実際の風景および実景を撮影した写真をバックに用いて撮影しているのもポイント。セクションやモジュールの類だと奥行きがあまりありませんが、屋外で実景をバックに撮影する事で広がりのある写真になっています。
作者の方はWebページ/ブログをお持ちで、製作過程はそちらでも見ることができます。
★レイアウトはもう一つ、HOのチベット型レイアウト「西蔵高原鉄道」が掲載。中国型の車両製品は日本の模型店でも時々見る事が出来ますが、レイアウトにまで発展した例は(日本国内では)珍しいかと思います。
★根津達也氏のニュールンベルク メッセのレポートは今回最終回。トミーテックのジオラマセット(レイアウト)と鉄コレポートラムが現地の業者の手によりいち早く輸入され展示されていたという話に少々びっくり。
★1/80 13mmゲージの加悦鐵道キハ101とワムは今回後編。前回「前編」となっていたので、何故だろう?と不思議に思ったのですが、今回はお供のワムについて?ページを費やした記事となっています。Web上で少量販売されたLazyJackのエッチング超多用の精密キットのレポートにもなっています。キットも凄いですが組み立てた廣瀬さんも凄い。脱帽です。
★小林信夫氏の「フリーランス雑感」の2回目は「客車列車の魅力」。Oナローのペーパー客車の作例複数の紹介と解説です。その中の一つはエガーバーンのウェスタン列車の客車をOナローに拡大・アレンジしたもの。エガーのウェスタン客車はアメリカ市場に迎合した品かと思いきや、マカロニウェスタン映画に出てきた撮影用の列車がプロトタイプ…という興味深い話も語られています。さらに製作中?のエガーバーン2号機倍寸モデルが記事中の写真にありますが、手前にゼンマイを巻くハート状のアレ(正式名称は何でしたっけ…昔のゼンマイプラモに良く付属していた…)が転がしてあるのは、もしかして…
★森博嗣氏のジャイロモノレールの記事は前号に続き2回目。このあと1号おいて8月号にて製作記事が掲載されるとの事。しかも平岡幸三氏による図面入りだそうです。
★製品の紹介ではアルモデル、ペアーハンズ、ナローガレージのナロー製品が多数で何と3ページを占拠(?!)。既に発売されている製品ですが、ペアーハンズ製品は同社Webページでは製品内容が詳細に紹介されていないので、こういった雑誌の紹介記事が参考になります。
★他にもまだ触れたい事がありますが、今回はこの辺りにて…