さて、国際鉄道模型コンベンションレポートの4回目は「各社新製品編」。もっとも普通のNゲージやHOゲージ製品については、他のWebサイトやブログで詳細にレポートされていますので、本ブログならでは(?)の内容でお送りいたします。
トーマモデルワークス
最近快進撃中のトーマモデルワークスはOナローの雨宮4トンタイプ試作品を展示。下回りは先日発売になったHO(16番)ゲージ雨宮Bタンクそのままで、上回りを新製したもの。Oナロー前作のコッペルよりは安くなりそうな模様です。
HOナロー中遠バグナルもJAMと相前後して発売。既に組立られている方もおられますね。
着目するべきなのがこのサービス。ロストパーツを1個から作ってくれるという新サービス。「寸法入り図面をご用意いただくだけで、真鍮ロストワックス製パーツを1個から作成いたします」との事。業者個人問わず受けてもらえるそうです。
ガレージキットメーカーには朗報では?
ロクハン
Zゲージ用線路・車輌を次々リリースするロクハンですが、ついに曲線レールR45が登場。どう考えてもZゲージファン向けではなく、HOナロー6.5mm/Nナロー6.5mmファン向けですね(笑)。しかしこの小半径をクリアできる動力車は完成品ではないのではないかしら?
「トランクレイアウトミニマムサポートキット」という製品も展示していました。冬以降発売予定で21000円。トランクとレオアウトベース、線路一式がセットになったものです。当然ながらZゲージ用ですが、Nナロー用とか、あるいは線路を敷き替えてNゲージ/HOナロー9mmのレイアウトにする手もあるかも。
こちらはこのキットを使って完成させた例。ナロー界隈の皆さんに分かり易く言えば、「Zゲージカバン線」ですな。
KATO
今回話題だったのはNゲージC56試作品。C56はHOゲージでは15年以上前に発売していたものの、何故かNゲージではなかなか発売されず、「乗工社の呪いではないか」などと囁かれていましたが…(笑)
ご覧のように小半径のユニトラックコンパクト/ユニトラムで組み立てたエンドレスを走らせて、小半径カーブ通過性能をアピールしていました。レイアウトファンにはこの小半径通過性能。および高性能コアレスによる走りの良さが魅力でありましょう。
さて、Nゲージユニトラックコンパクトは半径R150とR183が発売されていますが、これに続けて一回り小さい半径R117カーブと、半径R150の電動ポイントの発売も予告。
一方、HOゲージEF510の発売時に予告していたHOユニトラックR370カーブは姿を見せていませんでした。
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