軽便鉄模アンテナ雑記帳

軽便鉄模アンテナ管理人(うかい)の雑記帳です。ナローゲージ鉄道模型の話題が主

2010TMSレイアウトコンペ

★本日発売の鉄道模型趣味(TMS)誌8月号において、「2010TMSレイアウトコンペ」の結果が発表になりました。

★実は2年前に「TMSレイアウトコンペ入賞者の高齢化を憂う」という記事をアップし、少なからぬ反応を頂いた事があります。そんな訳で今回の結果についても少々記してみたいと思います。本来であれば数年分の結果を集めて統計するべきなのでしょうが、まずは2年前に記事を書いた際の2008年の結果と、今年の結果の比較という事で速報的に書かせて頂きます。
★今回の入賞者の年齢層ですが…

  • 特選 40代 1名、50代 1名
  • 入選 40代 2名、50代 1名
  • 佳作 30代 2名、40代 3名、50代 4名、60代 1名
  • 準佳作 20代 1名、30代 5名、40代 2名、50代 5名、60代 1名
  • 努力賞 20代 1名、30代 2名、40代 7名、50代 11名、60代 5名、70代 2名
  • 全体 20代 2名、30代 9名、40代 14名*1、50代 22名、60代 7名、70代 2名
  • 全入賞者数:56名

2年前の2008年は

  • 入選 40代 2名、60代 2名
  • 佳作 40代 1名、50代 2名、60代 1名
  • 準佳作 30代 2名、40代 4名、50代 1名、60代 1名、80代 1名
  • 努力賞 20代 1名、30代 3名、40代 11名、50代 5名、60代 2名
  • 全体 20代 1名、30代 5名、40代 18名、50代 8名、60代 6名、80代 1名
  • 全入賞者数:39名

入賞発表のページを一見して、今年2010年は「30代の入賞者が多いなぁ」という印象を受けましたが、電卓片手に計算してみたところ、20代〜30代の入賞者が全入賞者の19.6%、2008年は15.4%ですので、少々ではありますが入賞者が若返っている事になります。一方では40代が減り、50代が増えているのは、常連的応募者の方、レイコン応募の中心層がこの2年で50代に突入したからなのでしょうか?
★今年は入賞者の数も多くなっていますが、講評によれば応募者数自体が多かった模様。ここ何年かレイアウト関連書籍が多数発行された事、トミーテックのコレクションシリーズなどの各種ストラクチャー・アクセサリーの充実などの影響で、レイアウトを手掛ける人が増えたのかもしれません。車両工作派だった方がレイアウトも手掛ける例も最近増えているように感じられます。
★20〜30代の入賞者が増えた一方で、講評でも触れられている通り、今年はナローレイアウトで上位に入賞したものがありませんでした。昨年、一昨年と優れたナローレイアウトが上位に入賞していましたが、あらかた応募され尽くして?しまったのでしょうか? 
★講評では「デジタル写真が9割を占める」との事。2008年は85%、昨2009年は95%との事でしたので、ここ2〜3年で応募写真はほぼデジタルに切り替わったとみて良いかと思います。講評には「画像サイズが小さ過ぎて印刷に適さないものがあったのは残念」とありますが、ネットのつもりで640×480とか、1024×768とかで撮影して応募してしまった方がいたのでしょうか? 印刷媒体の場合はネットよりも必要とされる画像サイズが大きいので、注意したいものであります。「残念」と書いてあるという事は、その応募作はレイアウトの出来そのものは良かったんじゃないかな?とか推察しているのでありますが…

*1:複数応募・入賞の方がおられるので、合計が一致しません