本ブログでは毎年、入賞作の作者年齢とゲージを調べるのが恒例になっていますので、今年も早速表にしてみました。
入賞者年齢
70代 | 60代 | 50代 | 40代 | 30代 | 20代 | |
入選 | - | - | 2 | - | - | - |
佳作 | 1 | 1 | 2 | - | - | 1 |
特別賞 | - | - | 1 | - | - | - |
準佳作 | 1 | 10 | 5 | 1 | - | - |
努力賞 | 2 | 3 | 6 | 3 | 1 | 1 |
入賞作全体 | 4 | 14 | 16 | 4 | 1 | 2 |
今年も50代が最多、続いて60代。これはここ何年も変わらず。
過去8年の年齢の比率は以下の通りですが、ここ3年ばかり、40代が減少しているのが気になります。また30代も以前程ではないですね。20代は0という年が多かったのですが、ここ2~3年は少ないながらも入賞されている方がおられ、若者のレイアウト離れを心配する小生としては、一筋の光明を見た気がします。
2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | |
80代 | 2% | 0% | 0% | 0% | 3% | 0% | 0% | 0% | 0% |
70代 | 7% | 6% | 2% | 10% | 13% | 12% | 8% | 14% | 10% |
60代 | 22% | 29% | 24% | 27% | 46% | 39% | 51% | 37% | 34% |
50代 | 39% | 31% | 36% | 33% | 28% | 24% | 30% | 34% | 39% |
40代 | 24% | 24% | 29% | 24% | 8% | 22% | 5% | 9% | 10% |
30代 | 7% | 10% | 7% | 6% | 3% | 0% | 0% | 3% | 2% |
20代 | 0% | 0% | 2% | 0% | 0% | 2% | 5% | 3% | 5% |
10代 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
▲TMSレイアウトコンペ・各年毎の入賞者の年代比率
入賞作のゲージ
総数 | 入選 | 佳作 | 特別賞 | 準佳作 | 努力賞 | |
Nゲージ | 16 | - | 1 | - | 7 | 8 |
1/80~87・16.5mm | 13 | 1 | 1 | 1 | 7 | 3 |
ナロー9mm | 6 | 1 | 1 | - | 1 | 3 |
1/80 13mm | 1 | - | 1 | - | - | - |
1/87 12mm | 1 | - | - | - | 1 | - |
ナロー6.5mm | 1 | - | - | - | 1 | - |
Oナロー16.5mm | 1 | - | 1 | - | - | - |
1/72 20mm | 1 | - | - | - | - | 1 |
? | 1 | - | - | - | - | 1 |
※16.5mmと9mm,12mmと9mmという様にスタンダートとナローの両方を持つ作品もありますが、ここではゲージの広い側=メインライン側で集計いたしました
★最後の「?」がなぜ「?」なのかは誌面で見て頂くとして、やはりNゲージが最多ではありますが、16.5mmとの差はそれほどでもなく、また上位入賞作(入選・佳作)ではNよりも16.5mmの方が多いのです。
以下の表の通り、数年前まではNゲージが多かったのですが、ここしばらくはNの比率が下がり、逆に以前はナロー9mm以下の比率であった16.5mmが増えてきています。以前はNでレイアウトを作っていた人が、より細かい表現等を求めて16.5mmに移行しているのでしょうか? あるいは16.5mmプラ完成車輌が普及した事で、車輌に掛けていた手間をレイアウトにつぎ込む様になった16.5mmゲージャーが応募されているのでしょうか?
2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | |
Nゲージ | 43% | 48% | 56% | 54% | 56% | 41% | 46% | 39% |
16.5mm | 17% | 14% | 17% | 28% | 12% | 38% | 27% | 32% |
ナロー9mm | 21% | 24% | 17% | 13% | 17% | 16% | 11% | 15% |
▲TMSレイアウトコンペ・各年毎の入賞作のゲージ別比率
ナロー9mm(1/76~1/87)については、大体コンスタントに10%から20%をキープしていますが、一時期程ではないですね。今から6年前の2014年などは24%にまで達していたのであります。
Oナローは今年も少なく、1作品のみ。毎年優れた作品が上位入賞するので目につくのですが、レベルは高いけど層は薄い…という事でしょうか。
ナロー関連の入賞作
★今年のレイアウトコンペでは、ブログ「風景をあそぶ。」のtototoさんのHOナローパイク「島ノ軽便2」が見事入選。TMS誌上での記事発表に期待ですが、是非ともエア軽便祭でも拝見したいものであります。
huukeiwoasobu.blog57.fc2.com
10年ぶりの2020TMSレイアウトコンペ応募。
— 風景をあそぶ。@出張版 (@huukei_2702) July 18, 2020
で、見事入選に入選・・・
とてもありがたい副賞は、山板金具に消える予定(笑)#鉄道模型#HOナロー#鉄道模型趣味#レイアウトコンペ pic.twitter.com/wkGbXLjZIm
桜山軽便鉄道さんのOナローパイクも佳作に入賞された模様。本来であれば今年の池袋鉄道模型芸術祭でお披露目されていた筈の作品ですが、残念ながら芸術祭は中止に…。こちらもエア軽便祭で拝見したいところ。
sakurayamalr.at.webry.info
また、「やや まるいち式」さんの1/87 12mm/9mmのセクションが準佳作に入賞。池袋鉄道模型芸術祭などで展示されていましたので、御覧になった方も多いでしょう。DCCによる自動運転なども組み込まれたセクションですので、誌面での記事発表に期待であります。
eccentric-water.asablo.jp
レイアウト: やや まるいち式
ないねんさんのパイクも準佳作で入賞。こちらも池袋で展示されていた筈ですね。
先週、献本が届きました。TMSレイアウトコンペ入賞作(準佳作)の写真が掲載されました。桜山軽便さんの作品と構図が完全に被ってますね… 冷や汗がでます💦 pic.twitter.com/jE4xo5cw2S
— ないねん (@sakai5t) August 24, 2020
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